街のクリニックで診れるようにしないとパンクします。
雨も過ぎて、青空が広がり北風の冷たい関東平野の冬らしい日になりました。まさに風邪の流行し易い環境です。昨日も綴った通り、ワクチンの分子構造上の問題からこのmRNA製剤を打つと、より感染症に罹り易くなります。英国でオミクロン株への感染のし易さが非接種者の2倍を超えるのも当然と言えば当然です。ターゲットは先に先に変異していきますからワクチンのマイナーチェンジは間に合わず、残念ながら意味を成しません。重症化を防ぐという話は、人体の活力を低減させてしまう結果を都合良く言い換えたに過ぎません。
さて、今日も重ねてこの件に触れるのは、「さっさとインフル並み程度の感染症対策に切り替えましょう」という危機感からです。オミクロン株は昔から存在する229Eというコロナ風邪とほぼ似たスパイクに変異しました。つまり我々のカラダが記憶する細胞性免疫による交差免疫が有効だろうと予想されます。新型コロナもただの風邪になったという話です。
ところがこれまでの新型コロナ対策は、感染者を見つけ出して隔離することをもって社会的ダメージを最小にする方策が取られています。まるで炭疽菌がバラ撒かれたのであればそれでも構わないのですが、患者を治療することよりも病原体を封鎖することの方に力点が置かれている訳です。ですから早期治療すればそう恐れることはないのに自宅待機で放置したための死亡者が出てしまいました。原則として保健所の管理下に置かれるために、手配が目詰まりするとその分患者が医療に到達するのが遅くなります。
この状況を至急変えておかないとエライことになるでしょう。3回目の接種を手配している場合ではございません。オミクロン株の軽症者が、風邪の季節とともにうなぎ上りに増加すれば、おそらく保健所はパンクします。それは第5波の比ではなくなります。例えばインフルの流行期の数字を参考にすれば、毎週何万人もが感染していたのですから、もしその数を街のクリニックが診ないで全て保健所の預かりにしたら大変なことになるのは容易に想像がつくのです。つまり今のままですと、大量の軽症者を留め置いてしまい、人口密度の高い都市部はフリーズするでしょう。
もうほぼただの風邪が市中感染しているのと変わりありませんから、PCR検査はもう藪蛇になりますし、濃厚接触者を囲い込んでもあまり意味がありません。なによりも街のクリニックで診れるようにインフル相当の指定感染症に切り替えて、飲み薬も抗体カクテルもそこで処方できるようにしておかないとマズイと思いますよ!!