ありえないご成婚
早朝から断続的に強い雨があり夕方までスッキリしませんでした。日が変わって、今日は暑いぐらいに晴れると予報がありましたので期待しています。何より洗濯が乾かなくて困っていました。
さて自民党総裁選ですが、ここにきて河野氏は所属の麻生派、麻生氏から少し色良い返事があったらしく、そうなると最初に手を挙げた岸田氏がやや霞んできて、これは河野VS高市になるのかと思えて来ました。
さて、次期政権に委ねられている事案に、皇位継承問題があります。女性宮家の創設ですとか、母方の血筋からの天皇即位を容認するといった伝統にない皇位継承を新たに用意する考えが出ています。
歴史上に女性の天皇陛下が、つまり父が皇統の女性天皇は存在しましたが、今、議論に上がっているいわゆる女系天皇など、そのような言葉は無いですし存在しません。民間の家系図ですら、女系というものを見たことがありません。そのようなものが存在するのでしょうか?
現実には、悠仁親王が存在し、喫緊に女系なる紛い物が登場する訳ではありませんし、旧宮家の中から男系男子を養子としてお迎えする話も出ていますので、まともに考えれば伝統に即した皇位継承は可能です。
2千年続いているものには、それなりに真実が内在していると思います。それがベストかどうかはどんなに優秀な学者さんでも証明できないでしょう。つまりそれ以上のものを考えることも浅はかと言うものです。
民間でも戸籍の是非、男女別姓の問題が言われています。戸籍は明治期からの新しい仕組みですが、皇統を原点として、武家の家系など家族の歴史を記録してきたものを元に、社会の民主化によってあまねく家庭に及ぼしたともいえますので、皆に戸籍があること自体が日本らしい民主的象徴とも言えそうです。
昨今の個人主義が家族を破壊し続けてきたことに、本当に大丈夫なのか、実態は共産主義に向かっているのではないかと、不安を覚えます。2千年続いているものには、それなりに真実が内在していると思えますので、昨日今日の高々数百年の新しい国々から出た考え、欧米や中共などの新しい考えにうっかり飛びつくと後悔するやも知れません。
技術は進歩し、文明は発展するとも、生身の人間はそうそう変わるものではありません。伝統文化をおざなりにして、なんでも合理的に出来れば良いですが現実にはそうなりません。現代はIT技術の華々しさなどに目を奪われると、やり過ぎて危ない状況とも思えます。
ですから根本に国家観や歴史観があることは、まつりごとに不可欠だと思うのです。究極に合理的が良いなら、今日から日本語は捨てて英語を母語にしてしまえばもう世界との壁もなくなります。でも漢字を捨てた半島では、同時に自国民のアイデンティティ喪失に悩んでいるとも聞きます。
宮家のご成婚がありえない形で断行されんとしているように、今の日本は崩壊の極みにあります。次の総理大臣に、国家観と歴史観を求める所以です。。。