大市週間

 古書業界は中央市会の大市週間に入りました。今度の日曜日の下見から入札が可能となり、月曜日に開札が行われます。現在は会場設営が行われていますので、午前中は出品に行って来ました。例年ですと古書会館の地下から2〜4階まで本で埋め尽くされ、溢れたものは階段の壁まで使って並べられます。一般の方は入場できませんが、世界最大の古書市場が出現します。今回はコロナの中での開催ということで、例年よりもネット入札にも力が入っている様です。ネットの方は既に入札が始まっています。

 さて、世間のニュースは、ワクチンが空輸されてきたことと、森会長の辞任劇でしょうか。

 まずワクチンについては、率直な情報が提示されていないことに心配しています。子宮頸がんワクチンの時は副反応についての事前告知が曖昧だったのがいけませんでした。今回のワクチンについては、「感染は防げない」という一言をまず先に伝えないといけません。

 つまり、インフルの場合もそうですが、初めに感染するのは鼻腔や喉、肺などの外気に触れる体の表面です。この表面の粘膜部分では、通常IgA抗体が感染を防ぐ働きをしてくれます。ところが今回のワクチンは筋肉注射ですから、たとえ血中に抗体ができても粘膜には及びません。つまり感染は防げないわけです。感染後の重症化、つまりウイルスが血中を犯してきたときにワクチンの効果があるという話です。その上で、色々と言われ出した副反応との兼ね合いで打つべきかどうかを決めることになりそうです。しかしながら、マクロでみて人口あたりの被害状況を他国と比べると、現在の日本は欧米諸国でワクチンを打った効果と既に同じですから、今更ワクチンが必要なのか議論が必要でしょう。このような中学生でもわかる話を専門家は口を閉し、マスコミも突っ込まないのは、ワクチンの世界的な巨大な利権があるからとしか思えません。

 話は変わって、オリンピック組織委員会の森会長の件ですが、どうやら発言を切り取られた様です。全文文字起こししたものを読む限りでは、誤解を招く表現は認められるものの、主旨としては巷間に伝えられていることとは全く逆で、女性理事を一定数確保したいということでした。歳費なしで人生最後のご奉公と、清も濁も飲み込んで取り組んでこられた方に対しては、酷な仕打ちに思えてなりません。マスコミや野党が騒ぐまではわかりますが、今回、トヨタの社長が同調したことには呆れてしまいました。恐らくは水面下では、オリンピック中止が既定路線なのを察するスポンサー側からの一撃なのかと邪推しています。。。

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