それは戦略物資でした。
昨日の緊急事態宣言及び緊急事態措置の発表から一夜明けて、報道各社はヘリを飛ばしたりして街の人出の様子を伝えています。米国のCNNでは完全に封鎖しない日本の施策を非難している様です。
(内政干渉も甚だしい。そもそもお宅らが作った日本国憲法に緊急事態条項が無いため、日本は個人の主権を脅かす様な強制的な権力行使が行えないんですが・・・。)
これまで奇跡的に死亡者数が少なく推移してきました日本ですが、年末から春節にかけての入国に伴う感染拡大を第一波とするなら、その後の各国の入国制限により帰国邦人らによってもたらされた第二波と相まってジワジワと拡大の速度が増して来た感じです。
ここに来て死者が急増している訳ではありません。医療リソースに対する限界が近づいたと解釈しています。なので、今回の行動自粛で完全に鎮圧しなくとも、医療にかかる負担がよりたくさん軽減できれば成功だと思ってます。
さて話は変わって、マスクのことです。4月も一週間が経ちました。相変わらずドラッグストア等では朝から並んでやっと買えるかどうか、あるいはネットで売り出されても一瞬で売り切れる、マスク不足は変わらない様です。
振り返って1月28日の書き込みです。この時期、郵便局に行けばいつも大量のマスクを本国に送るチャイニーズを目にしました。人口が違いすぎるので、日本のマスクが役に立てば良いと、呑気に綴っています。
しかし今になって判るのは、チャイナは国策として世界中のマスクを買い占めていた事です。もともと世界の9割の生産を占める国です。そして世界中でマスクの需要が高まった今になって、言わばマスク外交が有利な立場にあるのです。馬鹿でした。東京都も馬鹿です。どんだけ送ったか!あんな危機に際しても一方ではしたたかに計算しているとは!
ところが偉いのは台湾です。武漢で事が起きたと判ると直ちに輸出を禁じて、国内で平等に行き渡る様にしました。SARSの経験と、長らく苦しめられている相手国の事ですから、危険の感覚が確かでした。