撃ち込まれても何も出来ません

transportation of assembled rocket into hangar

 今日も汗ばむような陽気です。週末の天気が良いのは本当に助かります。商店街の人影は絶えません。しかしながら、みなさんの財布の紐は依然として固い感じです。それもそうで、まるで戦時下のようなニュースばかりで先行きに不安しかないからでしょう。

 しかし、ロシア外交官の追放について、本気でやるとは思いませんでした。見方によって視点を変えれば、これはもう武力なき参戦に等しいと思われても仕方ないと思います。これはロシアばかりではなくて、ロシアに軍事やエネルギーを依存する諸国とも距離感を生じはせぬでしょうか?中・鮮は別にしても、インド、イラン、ブラジルやアフリカ諸国にはどう映っているのでしょうか?

 この戦争は、もとをたどれば2014年ごろからの内戦、それも英米らが着手したことが原因であり、今回は、NATO加盟の是非に先立ってミサイル配備を進めるなどのウクライナがロシアを刺激したことが発端で、かつバイデン大統領の「核保有国とは戦わない」という発言が侵攻の引き金をひきました。

 たとえが正しいか分かりませんが、1962年のキューバ危機を立場を逆さにした構図が見えています。そして今、ロシアの武力行使と虐殺を理由に、ウクライナへ物資や金銭の援助をはじめた日本ですが、外交官まで追放して良いものなのでしょうか?例えば、これを理由にロシアからミサイルを撃ち込まれても、日本は現行の法体系では何にも出来ないでしょう。

 当たり前ですが、日本が侵略戦争を仕掛けるような考えも、準備もありません。しかし深刻なのは、防衛出動であっても、戦闘下の準備、とくに法整備は何も出来ていないのではないでしょうか?現状、核保有国とは戦わないとアメリカは公言しましたので、ロシアばかりではなくて、中国や北鮮からミサイルが飛んで来ても、やられっぱなしになるほかありません。

 つまり最高峰の軍備を持つにも拘わらず、小銃ひとつ撃てず、現状では何も戦えないクセに、なんで外交官追放などと強く出られるのか、政府の無神経さに寒気がしています。某在日大使からの圧力があったからという噂もありますが、その大使は日本が何もできないことを知らないんじゃないの???

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