いまさら核武装ですか?

 昨夕からパラついた雨は夜になって強まりましたが、朝を迎えてすっかり止みました。ところが気温の方は正午を過ぎても10℃にも至らず、肌寒い一日になりました。きょうから4月、新年度になりますが、メーカー各社から日用品の値上げが実施されます。しかしながら、物余り状況に変わりありませんから、仕入れ原価が上がろうとも、その多くはスーパーなどの実売価格には反映されないと予想しています。

 永らくのデフレ下で、消費者はチョット待てば安くなることが身に沁みついています。ガソリンや電気料金などの固定費が上がっていますので、日用品につてはスーパーの安売りをまとめ買いする傾向が強まるに過ぎないと思います。家電製品なども、結局は量販店などの利益が圧縮される形で吸収されてしまうような気がします。

 つまり報道で懸念されているほどの物価上昇は起こらないと思われます。企業投資が盛んになって、賃金も上昇した様な好景気での物価上昇とは話が違いますし、もしも言われている様な物価上昇に至れば、スタグフレーションを意味する最悪の状況になります。

 世界は今、戦時下経済に移行したと思われます。戦争はウクライナに限られていますが、その中心に化石燃料のエネルギー問題がありますので、経済から見れば第3次世界大戦に突入していることになるでしょう。日本では英米の立場に立った見方になりますが、世界の現実は、国連のロシア非難決議に対して、反対や白票を投じた諸国が存在することを忘れてはいけない状況です。

 今回、英米の代理人としてインドやアフリカと話し合いが持たれましたが、日本の外交力は空振りに終わりました。戦時下に於いて、経済援助のお金だけではどうしようもないという事です。このような現実を持って、また米国依存からの独立が求められるなかにあって、軍備拡張が俎上にあがるのは当然のことでしょう。大いに結構なことですが、核保有に関しては慎重に議論してもらいたいです。

 ウクライナは核を手放したせいで簡単に攻め込まれたのだから、日本は核を持つべきだという話が出ています。そうかも知れませんが、だからといって本当に核を持てば解決するのでしょうか?個人的に思うのは、核を持ったところで発射ボタンを押すような気概は、日本人には無理なのではないかいう事です。それが世界中の人々から透けてみえると思いますので、核を持ったところで全然怖れられないでしょう。核兵器は日本人の性分にそぐわないという事です。

 現状、米艦は核を積んだまま日本に寄港しているのは公然の秘密です。非核三原則などとっくに建前に過ぎません。津軽海峡にわざわざ細長い公海を設けて、その建前を通す形にする程度です。だから核シェアリングの議論には失笑してしまいます。現実はもうそうなっています。ただし、口約束は守られないのは、十度にもおよぶNATOの東進はないとしたロシアとの約束は暫時破られたことでも明らかですので、既成事実を明文化することが必要でしょう。

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