論理破綻しています

aerial view of clouds

 晴天に冷たい空っ風、典型的な関東平野の冬日です。関東山地の向こうから日本海側は大雪ということになります。風邪をひかぬように気をつけましょう。

 さて大変残念なニュースがありました。ワクチン接種済みにもかかわらず、10代後半の若い男性が新型コロナ感染で亡くなりました。特に基礎疾患は無くて、発熱があったものの、血中酸素量に問題は無く、咳症状も無かったので、自宅療養していたところ、体調が急変して亡くなりました。今月2日の発熱から、6日に感染が確認され、7日に体調が急変し救急搬送されましたが9日にと、わずか一週間の出来事で、血栓症が原因のようです。

 世の中的には、だから早く3回目を打たないといけないといった感じになりますが、これまでのmRNA製剤の特徴から見ると、話はまったく逆になると思いましたが、さっそくシカ先生もワクチンの影響を発信されました。そしてコロナ感染ではなくて、単にワクチンの副反応が遅れて全身に出た可能性も否めません。それだけPCR検査も当てになりませんので、真相が明らかにならないのが最悪です。若いのに残念です。お悔やみ申し上げます。

 さて、ワクチンの是非について、特に小児の接種の件で、先日10日に開催されたワクチン分科会のデータをもとに情報発信するユーチューバーが多くいらっしゃいます。特にこの資料、、、

 5-11歳について、太字で示し、まずオミクロン株流行期になって、発生届出時肺炎以上の実数が95から147に増えていること、そして、肺炎以上割合の比が0.20→0.08つまり0.08/0.20で0.40というのは他の接種が進んでいる世代に比べて減少していない、、、だから早く小児に接種しましょうと言うのですが、、、

 しかしながら、ここにはリスクについての資料がありません。そして、小児の18万人以上の検査陽性者のうち147人の0.08%しか重症化しないものに対して、リスク以上のベネフィットがあるとは思えません。まったく苦し紛れの議論をしていることが解ります。

 更には、12歳以上のすべての年代に於いては、オミクロン株に対して、ワクチンに関係なくほぼ同じ重症化率とみられます。打っても感染するし、重症化率も変わらないとなれば、皆さん何で接種するのでしょうか?私には理解できません。