咬ませ犬
アフガン問題に直面して、そして9.11から20年の時節に、また自民党総裁選において国防・安全保障を政策にあげる高市氏の発言を受けて、特にネット上では対中戦力を引き合いに議論になっています。
安倍政権下で法整備を目指した安全保障関連法では不十分であることが、アフガンのことで白日に晒されました。高市氏の発言に引っ張られる形で、岸田氏や河野氏も自身の考えを促されている感じです。
憲法改正まで及ばずとも更なる法整備でいざというときに自衛隊が活動できるようにしておかないと、国土や海外に散らばる邦人の命を守ることが出来ないのは自明です。
しかしながら、時機が悪いですねホントに。このところジョージ・ソロス氏が再三にわたって習近平氏をディスる発言が出ていますが、世界の潮流はパンデミックの原因として中共を非難する、あるいはウイグル人権問題で非難する状況にあり、要は習近平氏の失脚を望む動きが出ています。
イラクのフセイン大統領を処刑した時もそうですが、このような場合、米国は相手に戦争を仕掛けさせるのが常套です。アラモもそう、真珠湾もそうでした。ですからその様な罠の咬ませ犬に日本が押し出されないように駆け引きが出来ないと、目前の危機に自衛隊が出動できるように法整備をするだけでは不十分でしょう。
おそらく米国ばかりではなくて、中共の反習近平派からも工作が仕掛けられていると思いますので、うっかり乗らない様にして欲しいものです。ソロス氏の発言から察するに、DSは習近平氏を外していよいよ中国を差配するつもりでしょう。米軍の代わりに自衛隊が前線で使われることが無いように、次の政権にはお願いします。