ラムダ株など、また海外から流入しています

 PCR検査陽性者の急増と病床確保のため、緊急事態宣言の期限が、9/12(日)まで延長される模様です。まず前提として、陽性者数≠感染者数でありかつ、検査を増やせば、つまり分母を増やせば分子も増える構造に変わりありません。また、米国CDCは年内でPCR検査をやめる理由にインフルと見分けがつかないことを匂わせており、また死んだ遺伝子のカケラにも陽性になる、あるいは未知のウイルスにも陽性になるなど、病原の同定にRT-PCR検査法は相応しくないことは明らかになっています。

 その上で、今回の感染者数の状況は、ひとつに検査数を倍増させている結果です。しかしながら、一方で入院患者も増えているのは事実です。これについては、病床数というよりも、人手と器材が足らなくなってきた様です。県境を越えた広域対応など、準備していれば出来たこともありますので、平時の利害関係に固執したままで有事の政治が行われていない結果でしょう。

 唯一、国民に外出、外食、外飲みを自粛するといった有事の対応を半ば強制するばかりです。

 そして、感染者数急増の本質は今回も水際対策の緩みです。振り返ってこの1年半のあいだ、数度の感染者数の山は特段の事情などの入国を緩めるたびに上昇した結果です。そして、ペルーからラムダ株が持ち込まれた通り、今回もオリンピックの影響で流入した結果でしょう。無観客で選手、関係者と一般はゾーンニングしていたと多くの方は勘違いしています。

 あのね、開催期間中の赤羽では、五輪の入場証を首からぶら下げた外国人が居ましたよ!トレセンの最寄駅ですから、周辺のホテルも宿泊に利用していた様子です。北区の保健所が逼迫しているとテレビ報道がありましたが、当然の結果でしょう。ですから今回も同じ、外部からの流入が根本にあります。抗体検査や陰性証明など効果が薄いのではと思います。

 その上で、感染力の強いデルタ株が拡がったのでしょう。それでもまだまだ国民の99%は関係のない病気です。あとは、罹ると厄介なウイルスが存在するのは事実なのでしょうから、病床と人材と器材の確保は政治の仕事です。ワクチン1本道は、世界の事例からも泥沼に陥るでしょう。スガさんに、逆転の可能性があるとすれば、予防にイベルメクチンを配ることでしょう。

 まあ、やれないだろうなぁ。緊急事態宣言の延長で、政治日程が押した方が、自民党総裁選を無投票に持ち込める可能性が出てきますからね。ほんとやめてほしい。。。