終戦記念日ですが、終わっていません。

 8月15日、雨の終戦記念日となりました。76年間も戦争をせずに済んだことに感謝せねばなりません。ところが、北鮮の拉致問題については実質は戦争を仕掛けられたのと同義ですから、白昼堂々と国民を攫われても指を咥えて見ている様な国であって良いものか、事実は偽りの平和ではないかとも考えさせられます。

 しかしながら、事の発端は幕末まで遡らないと、なかなか理解できないのであって、特に近現代史は学校教育等では学ぶ機会も少ないですから、その一助としてこの古本屋稼業も悪くないと自己正当化しております。

 毎週日曜日はネット配信で、HEAVENESE style を観るのが最近の習慣ですが、今日は終戦記念日を特集して、阿南惟幾陸相のことが取り上げられました。当時、支那では勝ちに勝っていた日本軍ですから、ポツダム宣言を受け入れることは、負けていない陸軍によるクーデターの恐れがありました。そこを、阿南陸相という人格者の自死によって、混乱なく終戦に至ることが出来ました。今の時代、うっかりしていると「生命より大事なものがあること」を忘れがちになります。

 日本はまだまだ平和ボケ状態ですが、世界に目をうつすと、アフガニスタンがやばいことになってきました。バイデン政権になって睨みが効かなくなっているところで、米軍が引き上げてしまっているため、タリバンが全土を掌握しつつあります。そのため米国大使館を救援する軍隊を送る羽目になっています。つまりたぶんワザとでしょうが、戦争の火種が燻り出した様です。

 中東、アフガン、そして台湾など、このところ米国は次々と戦争の火種を付けて回るごとくです。コロナパンデミックで世界を一新するという戦争なき改変を目指していると思いきや、ワクチンにボロが出て計画が思ったほどは進まないなかで、米国を利用して戦争のカードもしっかり手中にしながらグレートリセットに向かう様です。

 黄色いサルの子女ばかりの街に平気で原子爆弾を落とせる神経の奴らのうち、かなり高所からの判断で事が進められていますから、侮ってはいけません。すでに雁字搦めです。例えばマスコミですが、働く一人一人は悪くなくても、正しい報道が出来ないタガが嵌められています。主な企業の株は外資に買われています。政治家も官僚も汚染しています。命をなげ出すべき要職にあるものは保身にうつつを抜かす状態でしょう。

 安倍さんなど、本当に心労が重なったと思いますが、うまいこと逃げた様にも見て取れます。面倒はスガさんに託して。そのスガさん、最近はマクロンさんと会談しましたが、まさかオリンピックの引き継ぎとは誰も思っていません。マクロンさんといえばDSの代理人で有名ですから。

 その言いなりのスガさんには降板してもらうしかないでしょう。しかしながら、他に阿南陸相の様な人物を求めるのは無理な話です。みな、属する組織の利益のために働くしかない状況でしょう。せめての手段としては、何か直面したならば、地元で働く職員さんなどと問題を共有して、より良い道を選ぶことしかないでしょう。自ら情報を取りに行って、アタマを働かせないと満州に置いてきぼりにされそうです。

 無事に年が越せるのか、世の中がグチャグチャになる予感しかありません。