井の中の蛙
世の中はお盆休みに当たると思いますが、商店街の人流も疎らです。このクソ暑いなか外出するにもマスクを外さない人がほとんどですから、ぶらり出歩く気にはならないでしょう。もうマスクに意味が無いのは皆さん薄々気が付いているのに同調している意識すらない習い性から抜け出すつもりはないのでしょう。
昨夕ですが、「次からマスクおねがいします」と某スーパーイイダのレジで言われました。思えば完全マスクフリーで過ごしてきたこの3か月余りで、指摘されたのは初めてでした。電車に乗るのも何処へ行くにもマスクフリーで指摘されませんでした。そもそもイイダやサミットでも無かったことです。レジのお姉さんの勇気に乾杯ですが、たぶん次もマスクはかけないでしょう。
マスクについては、もし強要すれば犯罪です。3年以下の懲役ですが、「しないと殴るぞ」といった威嚇が伴わないと現実には取り締まれないらしいです。それから施設管理者が善管注意義務として入室を断ることも可能でしょう。しかしながら欧米の様にマスク義務を法令にしていませんので、公共施設では断れません。スーパーのような民間事業者は断れますが、その際、思想信仰の自由に対する差別となると、その判断が広く公衆が利用する前提のスーパーに相応しいか問われるでしょう。キリスト教徒お断りのスーパーとか見たことがありません。
今年4月20日に日本医師会会長が、マスクはまだ解禁しない理由として、「つけることで感染防止の意識に寄与しているから」といった内容の発言をしていて裏を返せば、マスクに感染防止の科学的根拠はありません。東京都医師会の尾崎会長は、熱中症もあることだからもうしなくてもいいだろうという私見を述べています。つまり科学的根拠を示せないから、法令で取り締まることが出来ないのであって、法令ではないのだから航空機などの特に機長の権限が優先する場合を除けば、基本的には強制できません。
そして日本は井の中の蛙状態なのであって、外国から見れば、日本の陽性者急増をうけて、日本人はみんなマスクをしているのに「やっぱりマスクには効果が無いんだ」と証明された、と言われている始末です。