メルトダウン

woman wearing face mask

 予報では夜になってからでしたが、三時をまわったところで小雨が降り始めました。ほとんど風が吹いていないのが救いです。店頭は養生して営業継続です。

 さて昨日、松野官房長官は会見で、「人との距離が十分取れれば、屋外でマスクの着用は必ずしも必要ではなく、特に気温・湿度が高い時には熱中症のリスクが高くなることから、屋外での人との距離が十分ある場合にはマスクを外すことを推奨しています」と、東京都医師会の尾崎会長の見解をうけて質問したフジの記者に回答しました。そのうえで、マスク着用などの基本的感染対策については、感染状況なども踏まえながら専門家の科学的な意見も伺い検討していくという話でした。

 いま海外ではどんどんマスクを外す方向にあり、連休中の岸田首相の外国訪問では、首相同士が近距離でもノーマスクでした。ところが以前触れたように、日本医師会の中川会長の発言ではマスクの効用についての科学的な説明は無くて、注意喚起の心理的効用を説かれる始末です。

 マスク着用のまま体育の授業中で走っていて酸欠から死に至った学童もありますので、真面目に考え直してほしいものです。松野官房長官の発言は、専門家を立てつつ、熱中症など夏場の万一の事故に対して予め責任を回避しておくといった、官僚答弁に他なりません。そして一連のコロナ対策は、肝心の専門家が嘘をつくのが問題な訳です。

 マスクは全く無効であるのは、この間、PCR陽性の感染者のほぼ全員がマスクをしていたことからも明白で、わざわざスパコンを使ってそれらしく効果を示されても、悪質な誘導と言わざるを得ません。さらに空気感染が明らかになった現状においては、飛沫よりも容易に透過するエアロゾルですからマスクは全く無効です。マスクが有効とするのは、いわば明々白々な陰謀な訳です。

 これを政官学、医師、医薬品業界、マスコミなどが一体として嘘を通していますので、つまるところ政府や専門家に対する不信感が拡大する事態になっています。その意味で、もう社会の底が貫けてしまっているのではないかと思います。