農業が大ピンチです

agriculture arable barley blur

 きょうはカレンダー上は平日ですから、今日から仕事の方も多いと思います。あるいはテレワークも一般的になりましたので、近頃はオンオフの線引きがあいまいかも知れません。このGWは久しぶりに行動制限が掛かりませんでしたので、リゾート地に足を運んだ方もいらっしゃると思います。高速道路の渋滞情報を見るのも暫くぶりでした。渋滞もまた風物詩かも知れません。自分はハタチのGWに碓氷峠でハマって以来、二度とご免で来ましたが。

 さてまた懲りずにウクライナ関連の話です。まずブチャ虐殺について。これまで双方それぞれで一方的な主張しかありませんでしたので、ここでは一切触れませんでした。それがマスコミはというと、最近はこの件には触れていないと言いますね。テレビを見ませんので分かりませんが。これは第三者のフランス憲兵隊による調査で、遺体の損傷状況からウクライナ軍の攻撃によるものと断定された模様です。

 遺体から採取された金属片はダーツと呼ばれ、榴散弾によって四方に飛び散り、ゲリラ戦では草木に隠れた敵兵を一斉に薙ぎ殺します。第一次世界大戦で広く使われていましたが、その無差別な残虐性から現在では使用を控えられていて、都市部での使用は戦争法違反らしいです。今や正規軍の武器としては採用されないもので、ウクライナのネオナチ由来のものでしょう。

 そもそもがロシア軍がわざわざ住民を虐殺する謂れはありません。軍事侵攻に反対する声に、火に油を注ぐ行為に成りかねません。一方のウクライナ軍は国内外からの傭兵や囚人部隊などの混成であり、当初から正規軍の体をなしていませんので、作戦に住民を盾にするのに自責の念は無いのでしょう。

 戦況はほぼロシア軍が主要な場所を制圧した模様です。ところがウクライナは英米の補給を得ているため、膠着が長引けば一変してロシアの敗北もあるでしょう。そして核兵器の使用は、NATO参戦に口実を与えますから、ロシアの負けでしょう。例えば天然ガスなどエネルギーを取引材料として、EUを分断出来ない限りロシアが有利になる結末はなさそうです。

 その意味では、先日のショルツ独首相の来日には鍵がありそうです。侵攻勃発に際しではヘルメットを送っただけのドイツですが、その後は武器の供与など英米に追従する様子です。親日家と言われるショルツ氏が岸田さんとどんな話をしたのでしょうか?国連が機能しない現状において、かつての敗戦国ゆえに常任理事国に成り得なかった両国が出る一幕もあるのでしょうか?

 その点、日本は特に食糧安全保障について、安全を確保しておくことが急務になっています。ロシア、ウクライナ方面からの化学肥料の素が手に入らない状況にあると聞きました。肥料なしでは再来年の農業が見通せないとも聞きます。あるいは飼料なども手に入らなくなると、上辺は自給率100%の鶏卵も立ち行かなくなるといいます。核シェアリングの議論も構いませんが、食えないのであればもうお話になりません。



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