角ハイ99円と100円文学

 こどもの日の今日は、気温はぐんぐん上昇して27℃に達しました。かすかに風もありますので過ごし易いのですが、いくら天気でも高温ですとまた売れなくなる傾向があります。天候の影響を受けないこと、加えて万引きの心配がないことなどでネット販売の方が安定的なのは否めません。今日は買い越しになりそうです。ある常連さんの度々の持ち込みがありました。何か入用のようです。内容が悪くないうえに、同じ母校と知れば無碍に出来ません。

 ところでまた米国はFRBが金利の引き上げを決めたことがニュースになっています。エネルギー価格の高騰からくるインフレに対処したのでしょう。そしてコロナ禍でのバラマキによって溢れた資金を回収するといった金融引き締めということでしょう。しかしながら経済成長を続けている米国でも、物あまりの傾向には違いありませんので、庶民の生活が楽ではないのは変わらないでしょう。

 ビッグテックやビッグファーマーそして兵器産業などの一部の例外だけが好況なのでしょう。メキシコ以南からの移民もあって、ますます格差が進みそうです。1人の超富豪と1万人の低所得層といった二極化のイメージです。その実態は共産化さながらでしょう。

 一方、ドル金利上昇は、なおのこと円安要因になるでしょう。加えて戦争の影響が物流に出ていますので、原材料が入りにくいうえに高騰する不安が高まっています。日本はスタグフレーションを覚悟しないといけませんし、物販においては結局、価格据え置きにせざるを得ない分野が少なくないはずですから、企業倒産が急増するでしょう。会社の運命と個人の運命は別だという事、バブル倒産時に受けた言葉が蘇ります。自分次第です。麦がないなら米を喰えという声が聞こえます。

 このゴールデンウィークは、庶民にとっては最後の安息日のような気がしてならないのは自分だけでしょうか?それでも行動制限の解かれつつある状況ですから、エンタメなどの憂さ晴らしは取り戻しつつありますので、あまり悲観しすぎるのは違うのかも知れません。自分次第ですし。

 昨夜は赤羽に用があって行ってきましたが、通り掛かった飲み屋街は賑わいを取り戻している感じでした。新規出店もあるみたいで、中国系に経営が移ったかも知れませんが、、、異常に電飾が眩しい飲み屋もありました。本については、文学の役割がますます必要と言えるのかも知れません。それで儲かるという程の話ではありませんが。こころの糧を100円の文庫に求めるという程度のお話です。