戦争の演出家とテレビは同根

people in front of building

 日中は爽やかな日当たりもあったのですが、夕方近くなって暗い雲が覆ってきました。カレンダーでは今日は黒字です。仕事の人もいたでしょう、商店街はやや平日に近い人出でした。昔は飛び石連休と言ったものですが、土曜日や5/4が休みになって今は死語ですね。

 さてウクライナ問題ですが、たしかお笑いのパックンが言ってましたが、このニュースの解説に日本では軍事の専門家が誰も出てこないのは気持ち悪いという事です。、、、あっつ、雷鳴とともにダダダダッと大粒の雨が激しく街路を打って来ました。中座して、外のワゴンを撤収、きょうはおしまいにしました。

 話を戻して、地上波は見ませんので知りませんでしたが、ネットのニュースですと元海幕の伊藤提督とか、元空将の織田氏とか、普通にお見受けしますが、テレビには元自衛官は出さないのでしょうか?日本で軍事の専門家は、自衛隊周辺にしかいないでしょう?海外では普通に在る軍事研究の大学学部は日本には存在しないでしょうし、もしも大学の先生がコメントしているならば現場を知らない方でしょう。アメリカ人のパックンが気持ち悪がるのには同感します。

 ネットの情報では、国境沿いにロシア軍が進駐した時点で、自衛隊関係者などは、必ず侵攻があると予想していました。そのような専門家は英米のスパイや衛星情報も得ていて、ジェレンスキー大統領の捕獲作戦と、東部からクリミアに至る要路の占領作戦に出てくると言っていましたので、マリウポリが制圧された今日の戦況は概ね事前に聞いていた話の通りです。

 テレビは一体何を報じているのでしょうか?視聴率のタネしか報じていないのではないでしょうか?ウクライナ民間人の悲惨な状況を報じて同情の世論を作っているのでしょうね。もちろん住民が虐げられていることには同情します。ロシア兵の攻撃に遭うのは当然として、1万人を超える異国の極右私兵も巻き込んだウクライナ軍の実態は、政権のコントロールが効かない状況にあり、あるいは囚人部隊もあって、正規軍の体はないために、あるいは住民を盾にした戦闘で、自国軍による虐殺もあるようです。

 それから、感情に訴える情報が氾濫していて、そもそも何が起こったのかという構造的な話は無いでしょう?それもそうです。日本のテレビ局の資本を握っているのは、この戦争で武器を売って大儲けしている連中と同根ですから仕方ありません。テレビは見ないに越したことはありません。

 しかしながら、訪日された避難住民に対しては出来るだけ良くしてあげないといけません。ただし、この戦争に巻き込まれた現地邦人に対して、日本政府はあまりにも冷たいです。杉原千畝のように最後まで現場に留まれとまでは申しませんが、さっさと大使館を閉めて先に逃げたと聞いていますので。