経済制裁より領土奪還です

 3月になりました。今日も暖かくて春の訪れを感じます。今朝は王子の本局で出荷を済ませ銀行へ、というのも昨日キャッシュディスペンサーでカードが撥ねられてしまい王子支店に行く羽目になりました。東十条には都市銀行がありませんので、王子か赤羽に向かうことになりトラブルがあると面倒です。たぶんカードの磁気が読み取れないのだと思いましたが、支店では撥ねられず窓口に行かずに済みました。

 さて7時間ほど時差のあるキエフは朝を迎えています。暗闇から夜明けにだんだんと浮かんできた街並みの景色を、ライブ中継で眺めています。カラスでしょうか?白くガスった空にパラパラと騒々しく鳴きながら飛んでいきます。時を知らせる鐘が鳴っています。戦地の映像がネット中継される時代になるとは想像付きませんでした。

 昨日は、隣国のベラルーシーで当事国間での停戦協議が始まりました。これまで露宇両軍ともに少なからずの死者も出ていますので、早期の合意が望まれます。誰もが知る通り、単純に戦力を比較すればロシアが圧倒しています。ところが、チェンチェンから派遣された最凶を恐れられている精鋭部隊が空挺作戦に、ウ軍の待ち伏せにあって壊滅したりなど、露軍の思惑が外れた様子で未だに主要都市を陥落させるには至ってません。

 ウ軍側には、米国の軍事衛星の情報があるとか、露軍の情報がダダ洩れになっているとか、あるいは米軍の「中野学校」が現地で作戦指導しているのか知りませんが、情報では一枚上を行っている印象です。またロシア国内では反戦デモが活発になり多くの逮捕者が出ていると聞きます。戦術核という切り札のあるプーチン氏ですが、同祖のような相手国に使うには自身の民族意識に反すると思いますので、内外からの反発のある現状では手詰まりでしょう。

 日本政府は欧米と足並みを合わせて経済制裁に乗り出しました。個人資産22兆円とも言われるプーチン氏に対して効果があるのか疑問です。チャイナという抜け道もあります。しかし日本はネオコンの属国ですから、ネオコンが手を入れているウクライナの肩を持つ話ばかりです。ロシア国内も西側経済への羨望もあるのか、若いロシア人はネオコンの情報戦の虜に感じます。

 まるで自国ファーストのトランプ氏が不正選挙で潰されたのと同じ匂いがします。表面は強権VS民主主義と見られていますが、その実態は自国主義VSグローバリストでしょう。どちらの肩を持つつもりもありませんが、この機に北方領土奪還とは誰も言わないのは、現実的ではないにせよダメだと思います。

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