ADEは否めません

 昨日の夕方から降り出した雨は、ひと晩じゅう降り続けました。そして無事に止んだと思いきやまた小降りです。はっきりしない天気に商店街の人影はまばらです。ウクライナの情勢は睨みあいのままです。どうやら16日説は、ロシアのキエフ奇襲を感じ取った米国によって出鼻を挫いたのが真相のようです。しかしクリミア半島にいたるラインを失うことの出来ぬロシアが手を引くことはないでしょう。そこで現実的なのはロシアからのパイプラインによる天然ガスが必要なドイツが仲裁に入ることでしょう。武力衝突を望むのはネオコン、つまり米国の武器商人くらいでしょう。ロシアが先に手を出さないかぎりNATO側に大義はありません。

 さて世の中にはとにかく新しいものが好きという人がいます。好奇心のかたまりと言うのか、この様な人々が文明を前に進めてきたのだと思います。あるいはアメリカ型消費文明においては、常に新製品を売ることによって経済を回している側面がありますから、世の中は新しいものを売るために消費行動を刺激する広告宣伝であふれる事になります。

 ところが動物の生存本能から考えると、今まで見たこともないものに対しては、警戒する、あるいは威嚇する攻撃するという方が自然でしょう。つまり、新しいことについては懐疑的でいる方が安全と感じるのが普通です。とくにからだに直接影響するのであれば尚更です。

 ですから今回のmRNA製剤を用いたまったく新しいワクチンについても、懐疑的な意見が出てくる方が自然です。その点、今なお整然とメリットを伝える動画配信者もいらっしゃいますが、それはそれで人間的であり、そのような進取の気勢が技術革新に貢献した来たことを思えば、今後、難病治療の遺伝子薬としてmRNA製剤に道が広がる可能性を後押ししてくれているとも言えるでしょう。

 では、現在、延べ2億回を超える接種に至り、なぜ国民の大多数が政策にしたがって打ったのでしょうか?おそらくそのほとんどはmRNAの知識に乏しく従来のワクチンと同等に考えて、社会的意義を受け入れたからでしょう。あるいは単純に恐怖に駆られての事でしょう。打たないと仕事が出来ないとか旅行にいけないとか、同調圧力もあったでしょう。それには涙を禁じえません。

 普通に考えて、感染者が人口の1%にも満たないのですから、単純に1億2千万人のうち1億1千880万人は罹っていません。たとえ今後、オミクロン株などの感染力の強い変異株が出てきても、10倍増100倍増は考えられません。ワクチンの有効率が95%だとしても、ワクチンの接種に関係なく罹らない数の方が圧倒的です。

 そしてこの間のVARSEに報告された死亡報告は、こんにちまでのあらゆるワクチンでの報告数をはるかに超えています。この1年あまりの短期間でこれですから、中長期的にはまだまだ被害もあるでしょう。mRNA製剤はまだまだ未知といえるのでしょう。一部の難病に対しては今後が期待できるかも知れませんが、ワクチンに用いるような広く一般に健常者が用いるにはまだ危険すぎると思います。

 ではどうすればよいのか?罹らない数の方が圧倒的ですから、何もしなくても構いませんが、予防するのであればイベルメクチンの1択で十分です。その効果を疑問視する声もありますが、ブレークスルーするワクチンをおもえば余ほどマシです。安全性については世界中で使われた過去の実績からお墨付きであり、ジェネリックがでるに至った汎用品です。しかもコロナ感染の初期では特効薬になります。ところが簡単に入手できません。

 以上のことを俯瞰すれば、コロナ禍は、世界規模の医薬業界を取り巻く政治の闇による人災です。先日の、10代後半の基礎疾患のない男性がコロナ死したという話から、ネット界隈ではADEの発生や、またそれを否定する話が散見されます。ADEの可能性は否めませんが、個別の事象かも知れませんし、裏付けるデータが出てきません。そこで自身では2年前から変わらぬ考えですが、大要をつかむ意味であらためて開陳する次第です。