百年史とか、ストロメクトールとか、

 9月になりました。ドボドボと雨がトタン屋根を鳴らしています。先日までの猛暑が嘘のように涼しいです。しばらく留守していましたので、日時指定を入れた荷物が続々と届きました。

 古書組合からは、組合百年史が届きました。このご時世であえて紙の出版です。もちろんDVDで済ますという意見もあった様ですが、自身も役員を務めた当時の理事長、けやき書房の佐古田氏の肝煎で読める百年史にしようと、元明大教授にして古書や古書店街に造詣の深い鹿島茂氏に執筆参加いただいたのでした。

 それから、待ち望んでいたストロメクトールが届きました。本物でしょうか???、箱の表記は仏文です。妊婦は飲んではいけないと書かれています。予防で飲むか、陽性が判明したら飲むか、、、一日考えます。デルタ株はピークアウトした感じですが、今度はミュー株と始まりました。

 ワクチンの集団接種が変異株を生んでいるという不都合な真実は語られることなく、ワクチン接種を進める同調圧力は高まるばかりです。当初示された英国株、ブラジル株、南ア株などはアストラゼネカが治験をした現場で発生した変異につき、ワクチンに耐性ある可能性があって注目されたのが真相です。

 1本鎖のRNAは変化しやすく10日に1度の確率で変異が起きますので、現在では SARS-CoV2の亜種は10,000種をゆうに超えています。WHOが注目している株にギリシア文字の名称が付けられているのでしょう。

 総じて、新型コロナウイルスなるものは、専門家の予想通り、感染力を高めつつも弱毒化してきています。ワクチンが悪さしなければ、このまま風邪の一種になるか消えてしまうかも知れません。その一方で、ウイルスのRNAが人間のDNAに入り込む可能性もありますが、それは有史以来の生物界で今日まで発生してきたことですから、このウイルスに限った話ではありません。

 一番懸念されているのは、人体の中で中途半端に抗体に刺激され続けているうちに、他のウイルス等と合成されて、全く別の新種が登場する可能性が否めないことです。ワクチンは旧株由来の特定のSタンパクに特異な抗体1種しか生成できません。この不自然さが仇となると言うのです。

 このような情報が広く世界を”英文”で駆け巡ってきたからか、全米などの接種率は60%程度で天井を打っています。ガラパゴスの日本では、大手マスコミが壁となって海外の情報にフィルターをかけています。日本の接種率は右肩上がり、不要な子どもにまで進めて、近いうちに世界一の接種率になるかも知れません。

 ワクチンに賞味期限がありかつ安定した供給を確保するためには、どんどん買い入れて接種を続けていくのが正しいと言うのが、関係者の考えでしょう。人間は最初に頭に入った考えが正しいとして、後の情報に接するアタマの構造を持っています。あるいは自分の持ち場さえ正しければ、全体のことは二の次にしがちです。

 直近の世界各国の現実のデータでは、予想に反してワクチンの集団接種を始めてから感染者は増えています。長期化するに従い、自然に任せたスウェーデンの方が結果が良い様です。

 しかしながら、誰も責任を取らないまま、ざっくりとした雰囲気の中でなんとなく共感してもらえるところで形式的に言い訳できることしかやらない、やれないのが今の日本です。自分の身は自分で守るほかありません。

古書業界

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