mRNAワクチンと原爆

 また追悼の日がやって参りました。1945年8月6日から76年目を迎えます。この広島原爆の日と8月9日の長崎原爆の日は、一旦、戦争の惨禍という面は横において、科学技術の暴走という点から猛省しなければいけない日でもあります。

 つまり核反応という物理現象が人類史上最強最悪の兵器を産んだ過程には、もちろん戦争当事国同士の開発競争もありますが、科学者ひとりひとりの好奇心による知性の暴走があったのでしょう。直接的にはマンハッタン計画には参加していませんが、天才物理学者のアインシュタインはヒロシマの惨状を目の当たりにして、ナチスの研究を示唆し大統領に核兵器の開発を進言する書簡にサインしたことを後悔しています。

 相対性理論という大金字塔を打ち立てた天才ではありますが、本来は平和主義者なだけに、こういう人物を馬鹿と言います。するとどうでしょう?今も馬鹿だらけです。コウモリのコロナウイルスを使って厄介なウイルスを作った馬鹿、ウイルスの特定に相応しくないRT-PCR法を推進した馬鹿、そしてmRNAワクチンの馬鹿と。。。

 それぞれが最先端の科学技術であり、それぞれの研究には多分に正義が存在し、ごく単純な好奇心で邁進します。でもそれはマンハッタン計画の部門毎の研究も同様でした。そしてその全貌は非人道的な前代未聞の悪意に動かされてしまいました。

 原爆の日というのは、その様な人間の愚かさを反省する日でもあると思います。。。