魔除けの編隊飛行

 真夏の気だるい空気を劈く爆音が鳴り響いて、表に出るとブルーの編隊が真上を飛んで行きました。今日は五輪を描く予行演習だった様です。朝のソフトボールから先行して競技が始まりましたが、トヨタをはじめスポンサー各社が23日の開会式を欠席することが知らされました。

 資本主義社会ですからお金を使うこと自体が悪いわけではありませんが、例えば予算の中で、担当ディレクターに日当30万もの支払いがあったり、掛け持ちで日当100万も得ている方が存在する一方で、酷暑の中で無償のボランティアを働かせるといったように、巨額の税金を投入するにはあまりにもバランスを欠いたお金の使い方が明るみになりました。

 その上、ロゴデザインやメインスタジアムの件から始まって、ここ直前に至っても開会式の音楽担当が更迭されることになるとは、信用失墜を度重ねてきた今大会準備でした。

 そしてコロナ感染です。真実は無症状ならば競技に影響しないのでしょうが、まさかPCRパンデミックは茶番ですとは言えませんので、無観客にしたところで選手に陽性者が出て仕舞えば、プログラムに支障をきたすのは自明なことでした。

 これだけケチがつくのも珍しいとは思いますが、イメージ効果を期待するスポンサーにとっては、関わると逆に信用失墜するという経営判断は、至極まともな話です。そして上級市民にお金が流れる様になっているオリンピックというヨーロッパ貴族の祭典はもう、見直されるべきなのかも知れません。

 周辺領土を略奪し、強制労働と民族浄化の人権侵害等々、ナチスでさえも面食らうであろう国で、次の「平和の祭典」が開催される予定です。あり得ません。ウイルスを漏洩させておきながら、自国民を殺処分するがごとくに収束させつつ、軍隊を送って証拠を隠滅、発生地をウイルスに名付けることを拒み、世界中に拡散させておきながら、今ではワクチン、マスク、PCRキットで大儲けしています。

 米国にも研究と資金を提供をしたという脛に傷がありますので、上院によるバットゲート事件がどこまで解明されるかわかりませんが、世界の情勢は危ない方向に向かっていることに違いありません。加えてコロナ禍での金融緩和により米国はインフレ傾向にあります。年内に恐慌やあるいはそれを回避するためにも、軍需拡大を目的とした局地的な戦争があるかも知れません。米中とはならないまでも、キューバを見れば分かる通り、今や世界中に火種がある状況です。

第2話 恐怖蝙蝠男 コウモリがウイルスをばら撒くの巻

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