選挙のためのコロナ対策

 開店後しばらくすると辺りが暗くなり、パラパラと小雨になりました。もう梅雨なのでしょうか?店売りはお天気次第ですから、このところの気象には参ってしまいます。月曜日は通常休みにして、中央市会に出向くため、常連さんの来客はありません。それでも店頭の物がそこそこ売れましたので良しと致します。

 さてコロナ禍について、今後の日本の中心問題はワクチンの是非にあろうかと思っているわけですが、周辺の話題も拾っておこうと思います。

 まずは「さざ波」発言の高橋洋一氏について。内閣参与を辞めることになった様ですが、一部の財務省系の人々にとっては目障りな方がいなくなったと喜んでいるかも知れませんが、もともと無給で総理に問われたことに答えてらっしゃるだけで政策決定には全く関与していないというご本人の弁が本当ならば、参与を辞任したところで何ら影響はないでしょう。必要ならばこれからも菅首相は直接電話するでしょう。

 おそらく野党としては、来るべき選挙に向けてあらゆる手段で政権の印象を悪くすることが目下の事案でしょうから、こんなくだらないことにもいちいち水を刺すのでしょう。今の野党は本当に要りません。しかしながら、政権与党もかなりダメダメなのは、この緊急事態宣言でも明らかなわけです。

 ところで、高木兼寛以来の英国流に臨床に重きを置いた伝統は、現在の慈恵医科大にも生きているのでしょうか?ドイツ流の東大医学部を頂点としているであろう医学会に、一石を投じる様な大木先生のYouTube発信は、season2に入り、ますます医療行政の目詰まりをリアルに伝えてくださいます。ワクチンについても立場を超えたご発言があれば良いのですが、そこまでは期待しすぎでしょう。

 結局のところ、コロナは「政治と医療の問題」であったと思わざるを得ません。日本の場合、人口の99.9%の人には関係のない疫病なのに、病床が足らなくて緊急事態だの、要らぬワクチンで揉めたりして馬鹿馬鹿しいかぎりです。

 つまりは政権としては、票田の医師会には忖度する一方で、組織票のない飲食業界をいじめる、、、あるいは安全保障でぶら下がっている宗主国からは、言われた通りにワクチンを買う、、、そんなところでしょう。結局のところ、選挙制度が変わらないと永遠にこの国の政治はダメでしょうし、世の中は変わりません。