糞口経路です

 今日は郵便局で出荷して、その足で本部会館に向かいます。郵便局では局員さんの制服が早くも半袖に衣替えでした。紺の袖に五色のリボンが付いたオリンピックモデルだそうです。来週に予定されていたIOCバッハ会長の来日は、感染拡大の影響で無くなった様ですが、オリンピック自体はたとえ無観客でも開催は諦めない感じで、津々浦々の郵便局でこの時期に制服で示すことには恐れ入ります。

 さて中央市会ですが、コロナもなんのそので多くの出品がありました。歴史関係の一口が入荷した様でした。県境を越えてのネット業者さんらの来会は変わらずに盛況です。その一方で、都内の古書店は休業要請を受けているため、店売りに向いた商品は入札が伸びなかったと思われます。

 と言うのも、主に絵本など一応の在庫は間に合っているので、ほとんど強い札は入れませんでしたが、絵本2点11本、ウブ口の展覧会図録の山などが落札となりました。夕方、車で引き取ってきましたが、カーゴ1台弱、またまた通路を埋める結果です。

 明日は、午前中に髪を切って、少し遅れての開店を予定していますが、店内整理が間に合わない感じです。。。

 さて、ニュースでは高齢者施設でのクラスター感染で被害が出たと報道されています。病床が足らず、施設に付属した医療設備で頑張っているという話です。そこには厳重な防護服に着替える医師の姿がありました。

 この映像には正直とても違和感を感じました。以前見た、自衛隊病院の防護服装着の動画に比べれると随分と杜撰ですし、未知のウイルスに対しては厳重であるべきですが、今やもう感染防止のポイントを掴んでいれば、あんな厳重な防護服は要らないのにと思えるのです。

 もしあの映像がヤラセでなくて、本気ならば、それこそウイルスの実態を、現場は見誤っているのかも知れません。そうだとすれば、ゾーンニングのあり方を間違えても不思議はないですし、施設内感染は今後も起きるでしょう。

 コロナの感染は糞口経路が主です。下のお世話をしないといけない施設では、厄介なことです。そして認知症患者の場合、徘徊に気をつけないとゾーニングが効かなくなります。介助者との接触もそれこそ濃厚ですので、やがて寝たきりの人に伝播すれば悲劇になってしまいます。

 実際、昨年に死者5000人に達したとき、そのうちの4000人は、寝たきりや認知症の方々であり、コロナ専用の病床やICUを使うこともなく現場の施設で看取られたと聞いています。残された僅かな人生を過ごしていた方々が一気に被害にあったと言うことです。

 飛沫だ、マスクだとばかり言っていると、注意する順番を誤ると思うのですが如何でしょうか。

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