的外れな対策
暖かな一日となりました。夜になっても暖房が要りません。今日はワゴンの文庫本がよく売れました。なかでもありがたかったのは、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」でした。全8巻のうち飛び飛びで4冊しか無かったのですが、お買い上げいただけました。普段なら揃っていないと潰してしまいますが、新装版で帯付きの真新しいものでしたのでワンチャンあるかなとワゴンに投げたのでした。まだまだ色々と通路に在庫が山積していますので、どんどん出していきたいと思います。
暖かくなると来客も途切れなくなって、腹がへればすぐ近所でおにぎりでも買いたいのですが、まあ減量になるから良しとしなくてはいけません。先日の食当たり以来、弁当の買い置きはやめています。今はUberEatsもありますから、それも考えます。最近は当たり前のようによく見かけますので、利用者も増えているのかも知れませんが、逆に過当競争を迎えているのではと思います。デリバリー報酬が引き下げられるという話も目にしました。
ところで、外食をやめれば感染症対策になるとしてUberEatsを利用する考えには一石を投じておこうと思います。もうそろそろウイルスがどこにいる可能性が高いのかくらいは認識しないといけません。机上、床面、トイレ、そして下水です。もちろん人の手が触れるところは要注意で、ドアノブ、エレベーターボタン、タッチパネル、つり革、手すりなどでしょう。
Uberの配達員が商品をピックアップする場面にたびたび遭遇しますが、彼らが食材を一旦地面に置いて、デリバリーバッグを開ける光景を見たのは一度や二度ではありません。いくらレジ袋に入っていてもそれはないでしょう。レジ袋の底に付着した雑菌で、デリバリーバッグの中は汚染されているとみて構わないと思います。そうしてご家庭にバイ菌が配達されるというわけです。
その一方で、飲食店ですが、今やアクリル板などの感染症対策は、一見、万全です。ですが、飛沫飛沫と言われ過ぎていますので、接触感染にまで気が及んでいるところはほとんど見かけません。ひとつ空けてお隣で、もしも感染者が食事をしていたとしても、まず感染る可能性は低いです。それよりも、自分の座る前にそこで感染者が食事をしていたならば、そのほうが危ないわけです。例えば牛丼屋の箸入れ、醤油さし、ガリのトング、、、感染者が触れたところを触ればもらう可能性があるでしょう。
疫学調査の情報が一部でリークされて、飲食店での感染率は低いと知られるようになりました。それでも対策については、やった気でいて、的外れと感じることは多いです。