コンビニのあの雑誌は・・・

 ドドドーッと未明よりザーザー降りを繰り返す朝でした。雨が弱まるのを見計らって、本局まで出荷に行きますと、帰り道には日差しが現れました。

 予報通り、午後には前線が上空を外れた様で、少し遅いですが無事に店を開けることができました。

 6月最終の日曜日、もう今年も半分が過ぎようとしています。店内整理は思う様には進みませんが、一番気になっていた帳場近くの手付かずの棚に到達しました。とりあえずツンドクものの溜まり場、手前にもドンドン置いてしまった為、棚に手が届かずホコリを被っています。

 手を付けると掘り出し物が出て来ますが、開店当初は、アダルト系を並べていた一角です。北部市場にはそちら方面の取次をする業者が、ゾッキ本を出品される関係で、当時付き合いでアダルト誌も仕入れていました。しかしながら定価で2000円以上もするSM専門誌なぞ固定客が出来ない限りなかなか回転しません。

 今はもうコンビニから姿を消しましたが、DVD付きのエロ雑誌、これの週遅れのゾッキなど300円以下の物しか売れません。当然、ウチの本来の客層でもありません。そういう訳で、ウチはコンビニが締め出すより以前にエロ本は置かなくなりました。

 先日、北部市場で久しぶりにそちらの業者さんと会いました。コンビニから消えたそのDVD付きシリーズは、ペラッペラの薄い雑誌と変わっていて、表紙が超過激なドギツク鋭いものに変身していました。

 とても恥ずかしくて見るに耐えませんが、コンビニで売らないとなると、書店の仕切られたアダルトコーナーに追いやられた訳で、その特殊な一角で目立たないとダメです。

 何事も生き残りに必死です。

 さて、ウチの元アダルトコーナーの一角は、再開し始めた「日本の古本屋」の出品物を並べようと思っています。

東十条

前の記事

からたま上陸
雑談

次の記事

からたまを食す