How to Prevent the Next Pandemic
今日も少し暑いです。昨日は北鮮からの飛翔体は無く、横田基地経由でバイデン大統領がやって来ました。海外の首相クラスで一般の飛行場を使わないのは米国だけの特権ですね。つまり日本は属国という証明でもあります。アメリカ大使館の周辺、虎ノ門辺りは警備のため交通制限もあるでしょう。
さきほど共同会見を見ました。日本は次回G7のホスト国ですが、岸田首相の地元・広島の開催で合意したようです。紛争に巻き込まれるリスクが高まるなかで、核武装に前向きな声もありますが、核シェアリングも含めて考慮しない岸田首相の意向は、唯一評価したいと思います。つまり日本が核を持ったところで誰も恐れないので、日本は核抑止力が発揮できない国であることは、これまでも言及してきました。たとえ持ったところで、その維持にお金ばかりかかる無用の長物になるでしょう。
さて2人の話は、インド・太平洋のあるいは対中対露に対する安全保障の問題が大勢を占めていましたが、食糧問題なども言及がありました。事実上、自給率が0に等しい我が国において、種子、肥料、飼料、農薬の確保が急務な状況ですので、しっかり進めて欲しいです。それから気掛かりだったのは、バイデン大統領の発言で米疾病予防管理センターCDCの広域拠点を東京に設置するという話です。
COVID-19に関しては、WHOやCDCによる方向に流されて、日本の特異的な事情に沿わない感染対策になってしまったのは反省材料だと思うのですが、これでは話は全く逆になってしまします。特に民主党政権時代に作られた新型インフル等対策法が、まるでWHOの仰せの通りにする体の悪法なのが祟ったと思っています。それなのにCDCを東京に置くのは、さらに日本の主権が脅かされることにならないか懸念します。
しかも、このたびビル・ゲイツ氏が上梓した『How to Prevent the Next Pandemic』ではまさに、パンデミック発生時は各国の国家主権を制限してWHOが全権を持つかの様な提言がなされていて、時を同じく22日よりWHO総会がジュネーブで始まりましたので、まるで健康保健バージョンの世界政府を創るかの話がなされています。WHOの最大の個人出資者がゲイツ氏ですから、ひとりの億万長者がWHOを通じてまるで世界中の国家を支配するかのように感じるのも無理はありません。さらには、この様な動きと東京にCDCの拠点を置くことがリンクしていると思うのも不思議ではありません。
今回、バイデン大統領は、日本の国連常任理事国入りを後押しすると言いましたが、そんな甘い言葉に気を取られては大事を見過ごすと思います。それこそロシアの現況からかんがみても、まず早急に敵国条項から外すのが先でしょうと言いたいくらいです。