対中対米の難局におもう
寒気が少し緩み今日は店番をしていても底冷えが無くて助かります。ありがたいことに手配していたストロメクトールが先ほど届きました。今回も発注から半月かかりました。おそらく注文がまとまったところで船便で発送、途中に通関がありますのでこうなるのでしょう。前回はシンガポール発、今回は台北発でしたがほぼ同様でした。
情勢がやや不安なため台北は避けたかったのですが、シンガポール便は4錠1箱、台北便は10錠1箱となっていましたのでやむなくの事でした。3mgが4錠で12mgは体重60kgの場合の1回分ですから、自身では本来5~6錠必要です。そこで5錠で2回分相当として手配した次第です。ジェネリックは安いのですが、12mgや6mgで1錠ですから微調整が叶いません。
さてここで安倍元首相の台湾の発言を取り上げるまでもなく、対中情勢が不安定な状況です。件のテニス界のスキャンダルも相まって2022北京冬季オリンピックへの参加の是非が問われています。米国は選手のみ参加の外交的ボイコットを選択するようですが、在中日系企業に多くの邦人と投資のある日本の立場は微妙です。安全保障上は核の傘下に守られた米国の属国であり、経済上は生産拠点及び大消費地としての中国とズブズブです。
その様な難しい立場とは別に懸念があるのは、中国人妻を迎えている日本男児が少なくないことです。うちのお客さんの中にも数名いらっしゃることを知っています。あるいは海の男、海上自衛官はその勤務の特殊性から、例えば何日も航海にでるも行先は秘匿されることもありますから、今日びそのような男性にはなかなか嫁のなり手もなくて、中国女性を迎えたケースも少なくありません。世界中の中国人には移民や帰化をしていても、国防動員法のタガが嵌められていること知っておかないといけません。
相手は共産党独裁の国です。土地の買収などにも言えますが、これまであまり相互主義を重視して付き合ってこなかったことが先方のやりたい放題にさせてしまいました。そのうえで一方の米国は、第2次世界大戦以来、戦争が正義の国です。また経済的に行き詰まると戦争で打開して来た国柄です。ところがイラク戦争以降、自国の兵を、若者を戦地に差し出すのは避ける傾向にあります。また、中東やウクライナなど都合3正面で火の手があがる可能性もありますから、万々万一の台湾有事となると自衛隊を前面に立たせた代理戦争になりかねないでしょう。
いま中国のミサイル群は日本全国の主要都市に照準を合わせていると言います。たとえ米国の主力が出ても台湾での局地戦で勝つことは難しいと言いますので、現状でも実は、日本は丸裸な状況です。そんな米中双方に毅然とした態度を取れる人物がいるのかを思うと暗澹とした気分です。そしてまさか、例えば時の瀬島隆三氏のように、この局面を我田引水にするような輩が政府や財界に居ないことを願うばかりです。