オリ・コロ増税に騙されるな
見上げれば青空に真白い雲が足早に飛んでいきます。午前中の雨は収まりましたが、なお台風の影響による強風が止みません。ワゴンを出したところで砂をかぶるに違いありません。店頭の展開は諦めて、店内整理を続けました。
さて、テレビは見ませんので聞いた話ですが、オリンピックの閉会式は良かったそうですね。テレビ観戦を楽しんだ方々は、しばらくオリンピックロスになるのではないでしょうか。今回、反対する世論の多い中での無観客強行開催でしたが、選手にとってはやって良かったのではないでしょうか。
そして運営関係者におかれましては、無事に終わったと言うことではなくて、しっかりと検証してほしいと思います。暑さ対策など、選手が十分にパフォーマンスを発揮でる環境を提供できたのでしょうか?震災復興は十分にアピールできたのでしょうか?そして費用の面は、当初のコンパクトオリンピックからはかけ離れてしまいました。
必要なら国費を補填してでも取り組むのは構わないと思います。公共事業に投資することと同じですから。しかし電通やパソナの絡んだ案件で良いウワサが聞こえてこないのも事実です。会場周辺のインバウンドを目論んだ商店や宿泊施設が肩透かしになった反面、巨額の開催経費は既得権益の手に渡ったのでしょう。
これから気をつけないといけないのは、元々の中止派が赤字を追求するときに、血税の無駄遣いとか増税が必要だと言い始めることです。政府の赤字は民間の黒字です。この単純な理屈がこれまで曲げられて来て、機会あるごとに増税に利用されて来ました。日本国政府は自国通貨建ての通貨発行権を持っていますから、国債はいつでも帳消しに出来ます。ギリシアとは違います。
ですから今後。オリンピックの負債を賄うとか、コロナ禍の出費を補うと言った理由での消費税増税などには賛成してはいけません。それこそ、既得権益の手に渡った巨額の利益を国民ひとりひとりが賄うことになってしまいます。