やっぱりザル

 今日は午前中から降ったり止んだりの雨の一日でした。日曜日はちょっと距離のある本局まで出荷に行くので、降りやむタイミングを見計らっていましたら、開けるのも遅くなりました。大判と絵本のラックを表に出して、店頭は最小限の展開です。

 午後には強い雨が降らなかったこともあって、商店街の人流はいつもの休日と変わりませんでした。昨日の閉店間際に赤ん坊を抱いたお母さんが絵本を買っていかれましたが、今日はよく喋る女の子も一緒に来てくれました。表の絵本を選ぶ声が奥の帳場まで聞こえます。

 その会話が、通り掛かった別の親子連れを呼んだらしく、パタパタと絵本が売れていきます。当の母子3人もひと抱えの絵本をまとめ買いされました。ありがたいです。在庫はたっぷりありますが、追加投入に値付けが追いつきませんで、その作業で一日が終わりました。

 途中、図書館で借りられている本の、同タイトルを探すご依頼もありました。文学全集のうちの1冊です。これはもう絶版ですし、ネットで探すしか他に探すのは難しいでしょう。スマホで見ると知り合いのネット書店が出品していましたので、秒殺で発注しました。

 さて、以下は本日16日、厚労省のHPに報告されたものからの抜粋です。他にもツッコミどころがありますが、空港検疫について、常々発表がないと申してきた外国籍の陽性者数が報告されていましたので、特に触れておきます。

(2)空港検疫に係る発生状況
 空港検疫での陽性者の国籍内訳:
(令和2年3月)日本国籍60名、外国籍6名。合計66名。
(令和2年4月)日本国籍68名、外国籍12名。合計80名。
(令和2年5月)日本国籍19名、外国籍26名。合計45名。
(令和2年6月)日本国籍31名、外国籍93名。合計124名。
(令和2年7月)日本国籍58名、外国籍219名。合計277名。
(令和2年8月)日本国籍77名、外国籍120名。合計197名。
(令和2年9月)日本国籍69名、外国籍104名。合計173名。
(令和2年10月)日本国籍75名、外国籍142名。合計217名。
(令和2年11月)日本国籍128名、外国籍226名。合計354名。
(令和2年12月)日本国籍170名、外国籍190名。合計360名。
(令和3年1月)日本国籍59名、外国籍190名。合計249名。
(令和3年2月)日本国籍28名、外国籍46名。合計74名。
(令和3年3月)日本国籍66名、外国籍106名。合計172名。
(令和3年4月)日本国籍77名、外国籍215名。合計292名。

 まず、はっきりしているのは、昨年の発生当初は日本国籍の方が多かったのですが、5月には逆転して、それ以降今日まで、外国籍の方が多くなっています。これが日本の医療をあてにしてわざわざ来ていると噂されていた実態でしょう。渡航制限がザルだと言われている由縁です。

 縦割り行政ですから、渡航数全体については法務省のHPを見に行かないとわかりません。法務省の出入国在留管理庁の統計から先月4月の速報値を見ますと、入国者数は外国人17,557名、日本人29,795名の合計47,352です。いくら渡航制限をかけても特段の事情等で平均で、毎日1,500人は入国しています。

 入国者は日本人の方が1.7倍多いのに、陽性者は外国籍の方が3倍近いですね。このように、政府はしれっと発表しますので、疑問な点は自分で調べて考えることが身を守ることになります。

 そして問題はワクチンです。2週に1度程度の報告が、厚労省のHPに出てきます。死亡事例も現時点で28名について、これはワクチンとの因果関係が評価できないとして報告されています。

 その為、接種体制に重大な懸念は認められないと結論されています。が、今後、事例が積み重なっていけば打つと命が危ない方の傾向がわかるかも知れません。政府は懸念なしと言いますが、医療従事者の若い方が亡くなっています。コロナでは死なない年齢でしょう。ワクチンさえ打たなければ死ぬことは無かったかも知れないと思うと大変残念です。

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