時代はオンライン
今日はまた持ち込みが重なった日でした。一応、店頭買取も予約制にしていますので、事前にご連絡いただけるとありがたいです。
しかしなんと言っても今日のメインは大きな引越し用ダンボールで届いた分です。先週電話でご相談を頂いたのは前述しましたが、結局、古い美術全集は除いて3箱送りますと連絡がありました。
フタを開けてみると、一般家庭の要らない本とあまり変わりありません。べつに一般家庭の本が悪いという話ではありません。マーケット性があるかどうか、つまりは消費者が求めているものに応じて買取値段に反映できるという経済の話です。ですから一般の読み物の類は、流行り廃りと部数の多さで、大部分は値崩れしています。
結局のところ、2箱は値段がつきませんので潰さざるを得ません。その他は、特別な値段になる本は見当たりませんが、ふた縛りほどは残せそうです。着払い送料を支払っている分すら取り返すことが難しい、既に赤字の内容です。
早速その旨、正直なところをお伝えしましたが、折込済みのご様子でした。。。以前の関係もあり、引き受けたのは仕方なかったと思います。
多くのお話は、電話で予想がついています。しかし現物を確認しないとはっきりしたことが言えないのが、この仕事の難しいところでもあり面白いところです。近い将来は、スマホを活用したライブ動画などで済んでしまうのかも知れません。時代はオンラインですから。
そうなると益々、商品知識と相場観が広範にないと出来ない仕事ですね。時間と労力をマニアックな方向に向けていかないと生き残れないと思っています。ただ体を使って重い本をたくさん運んで汗をかいてももう身にならないでしょう。