世論誘導の疑い

 本日発表の1日の新規感染者数が224人と報道されました。陽性率も少し上がっている様ですが、これは検査を拡大し徹底すればする程、想定されたことであり、重要なのは重症者数や死亡数であることは従来から発信している通りです。

 その一方で、海外ではいわゆる空気感染の疑いについてWHOに働きかける動きがありました。はたして麻疹の様な空気感染はあるのでしょうか?

 一般に、空気感染するウイルスは基本再生産数R0が10を超えると言われます。武漢コロナウイルスの基本再生産数は2〜3と言われていますので、空気感染の恐れは極めて低いと思われます。外出自粛前の都市部における満員電車を考えても、もしも空気感染が容易であれば、東京はもっと酷いことになっていたのだろうと思います。

 ウイルスは変異しますので今後のことは分かりませんが、空気で拡散するかどうかはウイルスの大きさによるところもありますが、もし空気感染の恐れが出る様な大きさに変異することがあるのか?、そんな極端な話にはなりそうもありません。

 ですが今回、239名の専門家が連名でWHOに指摘しているそうですので、ある一定の懸念はあるのでしょう。ただし一方で、この専門家という人たちが曲者であることは、日本の専門家会議の言動を見ていてもそう思わざるを得ません。

 そもそも今回のパンデミックについて、これまでウイルス学会はダンマリを決め込んでいます。尾身さんら専門家会議のメンバーは医師としてあるいは公衆衛生のプロとしての専門家であることには違いはありませんが、ウイルスの専門家では無いそうです。

 広範囲なウイルスを扱うのはむしろ獣医師なのだそうです。その中でひとり、おかしいことはおかしいと勇気を持って発信されているのが、京大ウイルス再生医科学研究所の宮沢先生ですね。

 

時事問題

次の記事

罹っていたら10まん