独文の哲学書ほか

 独文の哲学書ほかカバン1つ分の持ち込みがありました。以前にも当店でお買い物された方でした。お引越しの際の蔵書整理の様でしたので、お伺いしたところ今春から大学院へ進むそうで、専攻分野も変わるそうです。カバン1つで済むはずがないと思い、伺えばダンボールにしてまだ有るとの事。また次回お持ちになるそうです。

 店頭で英文の洋書を並べていますが、小説や洋画のストーリーもの、ポエムなどが主です。パラパラとたまに売れていきます。店内に硬めの洋書もありますが、英語以外では独語、仏語など、ほとんど動きません。原則ネットや催事に回すことにしています。とりあえず1冊は以下に・・・。

 さて、洋書はなかなか扱いが難しいです。特に独文などは。だいぶ前になりますが、医学部が必修から外した為、多くの先生が職を退いたと聞きます。そのしわ寄せが古書店にも及んだとか。

 さてこの持ち込みの方、神田の大島書店さんが無くなって困っているそうです。ウチも同じです。まとまった量の洋書を市場に持ち込めば、必ず入札して下さっていました。良心的な価格で頑張って買ってくれていました。そして良心的な値付けで売っていたのですね。このお客さん、とても残念がっていました。

 他には、駒場の河野さん、本郷の大山堂さんもご存知でしたので、続けてご利用いただけたら嬉しいです。

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