お買取は地元の古書組合加盟店へ
一般のご家庭で溜まった小説などの場合は、昨今の活字離れなどで、真新しいものや一部のミステリー文庫などを除くと、もう見合わなくなってるのが同業者の本音かと思います。
お買取のご依頼をされる場合、ジャンルや量を明確にお話しくださると話が早いと思います。業者としては、市場性の高いものか人件費に見合うものかを判断しています。そして、一番大事なのは手をつける前に連絡することです。
是非、そのお買取の目的を明確にお伝えください。故人の蔵書の処分だとか、引越の際の整理とか。お金は期待しないけど全部片付けたいとか、お金になるものだけ売りたいとか。本を買取に伺う仕事に違いはありませんが、毎回毎回、現場毎に事情が違うこと多しです。
ネットで業者を探す際は、是非、古書組合加盟店をご利用ください。そのお店の特徴の他に古書組合の市場(イチバ)を通じたネットワークが、買取の背景に控えています。
最近、あまり意味の無いサイト、買取業者をただまとめて一覧にしたサイトが存在します。この業界の多様性や現場も分からずに、広告収入だけを目的にしています。古書店やリサイクル業者の看板だけを、集めるだけ集めた比較サイトでは、この仕事の実態は反映されないでしょう。