新橋街宣

 早いものでもう、師走も10日を過ぎて半分に差し掛かり、今年も残り3週です。そして毎月第二水曜日のお昼は参政党の新橋街宣です。このSL広場のよしりんの街宣が、参院選の参政党現象を生んだ原点と言えるでしょう。

 参政党については、結党前夜からYouTubeを通じて注目はしていましたが、正直ボクの目には政治ごっこをしているにしか映りませんでした。神谷氏の学びや言論は正鵠意を衝いたものでしたが、語気の強さに反して腰が引けた印象を受けたものです。それがこの新橋でのよしりんの街宣がYouTubeに流れ出すと俄かに衆目を集めるようになりました。

 この新橋街宣は、選挙前の政治活動の常識を覆す週3の定時定位置の開催であり、吉野氏のたっての希望に圧されて始まったと聞きます。これがYouTuberの目にとまり、再生数稼ぎのコンテンツとなりました。日頃は高い講演料で招聘しないと聞けぬ内容でしたから当然でしょう。またコロナワクチンに触れるとバン対象なので、その部分が無声でアップされたことも、現場で聞かないと分からないという動員に繋がりました。

 また合わせて、吉野氏と神谷氏で全国を巡るキャラバンも最初は数人の聴衆だったのがどんどん動員数が上がり参政党現象と呼ばれる国民運動に繋がりました。武田先生の知名度と見識の深さも多大な後押しになりましたが、ひとえに今日の参政党の勢力は、よしりんの意志力と行動力に触発されたものと感じています。

 さて今日あらためて新橋街宣を取り上げたのは、このところ参政党に敵意を向けているNHK党の立花氏の動向があるからです。昨日の動画では、あさっての街宣に行くという話です。NHK党にとっては、参政党に票を削られることは、こと国政選挙においては政党助成金の減額につながり党の存亡に係わることでしょうから、参政党の芽を摘むに躍起です。

 まあボクが言うまでもなく、よしりんは先刻承知でしょうから、今回も党としては相手にしないことになろうかと思います。一方の立花氏は国政政党のあり方として、有権者の質問に答えよといった筋書きなのでしょう。

 カメハメ波と嘲る立花氏は、おそらく量子物理学には疎いでしょうが、決してバカではありません。そこで分かっていて煽っているという体で丁寧に対応しないと、かえって有権者の不興を買うとも限りません。あるいは松戸での捨て看の一件では、法令違反を犯しても慣習的に取り締まりがないならギリギリやると受け取られたのは失言と思える神谷氏に対して、国政政党としての正論を衝いて来るでしょう。

 相手にするもしないも、真正面から受けたうえでの対応を望むところです。どうせ逃げたと言い張ります。それを裁くのは当人たちではありません。有権者の目から見て、立花がバカなのか、あるいは参政党が逃げたのか、という結果になろうかと思います。

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