輸血が足らなくなる

 今日も良い天気です。さくらの開花が待ち遠しくなってきました。街には引越業者のトラックが目立ち始めています。買取のご依頼が増える時期でもありますが、大衆小説ばかりでは止む無くお断りすることも多くて申し訳なく思っています。

 さてウクライナの戦況は、ドニエプル川を挟んで東西で睨みあう形勢にあり、休戦の話し合いは合意に至っていません。ロシア側には全土を制圧できるような歩兵力や兵站が足らないうえに市街地戦を戦う決め手がない一方で、ウクライナ側は国際資本を背景にした東部の傭兵部隊が殲滅されてしまい押し返す兵力がないことで戦況が膠着していると聞きます。自国を舞台にされて国際資本家とプーチンの戦争に巻き込まれてしまった一般のウクライナ人の苦難を思うとやるせないです。

 そしてついに日本は参戦することになりました。えっ?防弾チョッキを送っただけなのに・・・。しかしながら英外相のこのたびの声明は、英国がウクライナ支援に腰を上げるとともにドイツと日本が参加してくれたと発信されました。この紛争で国連が機能しないのが一番のネックなのですが、安保理の常任理事国P5が平和維持出動を名目に暴挙に出ればもう誰も止められない状況にあって、英外相の発言は安保理体制の終わりを予感させるに十分です。

 ポーランドがウクライナにミグ29を送る話まで出ていて、もしそれが実現してしまうとNATO軍が限りなく参戦することに等しくなり、そうなると日本も歯止めが効くのか分かりません。この緊張状態から、実はそれだけウクライナが不利な状況にあると判ります。ロシアは戦術核の使用をちらつかせながら、市街地戦に強いシリア兵の援軍を投入すると言われています。

 ウクライナの現政権はウクライナ人に国を返すのがこれ以上拗らせないことになると思いますが、戦乱そのものが草刈り場になっていますので簡単には済まないのかも知れません。日本はあまり深入りしないで欲しいですし、むしろ北方領土奪還の交渉に気を配って欲しいと思います。

 世界の眼は、すでにコロナ禍終了でウクライナ情勢に向けられています。軍事を頼みにしたロシアは非難に値しますが、それでも中国、ブラジル、イランなどのロシアを支える勢力があることと、英米NATOの動向によっては世界を巻き込む大戦に繋がる懸念が大きくなりつつあります。まん防、ワクチンをやっている場合ではありません。

 ワクチンについては、子どもの接種は全力で止めるべきでしょう。そして今、問題なのは輸血が足らなくなっていることです。赤十字より、接種後48時間は採血しない指針が出されましたが、スパイク蛋白質生成の期間を考えると十分安全とは思えません。感染防止による各種イベントの中止も献血の特設会場を設ける機会を奪った様です。その様な状況にあるにもかかわらず、子どもの接種を進めるなかでワクチンの影の部分をおもてに出来ないことがより一層、安全な献血を推進できない環境を生んでいると思います。


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