領土簒奪の超限戦
今朝の散歩は赤羽まで。青空がひろがり、放射冷却もありこのところ気温もひんやりです。昨夜は皆既月食の天体ショーもありましたが、満月ですのでその前後は地震も起きやすいのでご注意ください。月は不可思議な天体で、一説によると太陽系の外からやってきたとも言われています。その形状も真円で宇宙人の創作物かもしれないとはトンデモ本の伝えるところです。米国ではUFO情報が公開されつつあり、未知の科学技術が明らかにされれば、将来はまったく新しい時代になるのだろうと思います。
今日は土曜日、赤羽までの一本道、環七の下をくぐって成立高校の裏を通っていきましたので、赤羽駅の南口からぞろぞろと吐き出される生徒の波をかき分けて進むことになりました。赤羽では昔ながらの喫茶店友路有1号店で一服、おにぎりセットのモーニングをいただきました。せっかく歩いても食べてばかりでは痩せませんね。
さて最近のニュースで心配しているのは、東京都武蔵野市の外国人参政権のうち住民投票に参加できるようにする、とか、岸田政権の外国人労働者のうち特定技能者の在留規制を緩和する、といった話です。そもそもが反日教育を受けてきて、国家をどう立てていくのかに疎い国民になって久しい我々が、外国と付き合うにもろくな考えが浮かばないのは当然かも知れません。国柄をあらわす国体を念頭にしなければなりませんが、国体といえば右翼とレッテルを貼られる始末です。左翼には左翼の想う国柄はありますし、もし無ければそれはアナーキズムでしょう。
今、経済安全保障が問われ、特に半導体が取り沙汰されています。米中対立が際立つ状況において、半導体不足が自動車の生産を頭打ちにするなどに至り、自国で半導体を生産するといったサプライチェーンの国内需給体制の整備が急がれています。そこで国産の半導体メーカーを支援する話になれば良いのですが、キックバックを期待する政治家らは目も振らずに親日かつ業界シェアを理由に台湾のTSMCを誘致することにしました。
ところが台湾の企業ならば安心とは参りません。確かに台湾は親日国ですし、かつての統治時代からの日本語を知る方々も存在します。しかしながら例えば、台湾の軍隊は人民解放軍と深いつながりがあり、今、米軍海兵隊の教官が駐在しているとは言え、手放しで信用できる相手ではありません。蔡英文氏とて、心根は親日なれど、中共の顔色を窺いつつバランスを取っていかないと国がなりたちません。台湾の指導層や軍、そして有力企業は漢人で占められ、中共とつながっているのです。
TSMCを熊本に誘致する話になっていますが、それは中共に拠点を提供することと同義になるでしょう。そしてその工場の従業員は台湾からやってくるとは限らず、おそらくは中国本土から入植してくると言われています。そこに今回の法改正です。2000人ともいわれる中国人が熊本で事実上の移民としてやって来る訳です。これこそ経済的手段を用いた領土簒奪の超限戦に見えて仕方ないです。家族連れで棲みついてやがて自治体への参画を求められるでしょう。そのような先を見た工作活動が白昼堂々と為されているのが今の日本です。