大阪陥落
夜半を過ぎて選挙結果が判明してきました。ここ12区ですが、日中に立ち寄られた件の創価学会の紳士が肩を落として漏らした話とは裏腹に、公明党の岡本氏が無事にトップ当選を果たし、維新の阿部氏が比例の方で当選しました。また比例東京ブロックで自民党の高木氏は名簿筆頭で自動当選ですから、地元に3名の代議士が誕生しました。
それにしても、学会の選挙活動は抜かりなくてエグいです。投票当日の昼過ぎに落ちましたと挨拶回りするのですから。しかしながら出馬した3候補とも3〜4割の得票でしたので、誰が当選してもおかしくありませんでした。共産の池内氏ですらあと一歩で比例復活の目がありましたので、維新の勢いが勝った結果となりました。共産党の根城がある選挙区でその当選を排除できたことは良かったです。
その一方で気になる大阪でしたが、自民党は維新に惨敗ですね。岸田首相の手腕が問われた選挙戦でしたが、甘利幹事長の選挙区での落選などがある一方で、高市効果が新風を巻き起こしたので全国的には単独過半数に達した感じです。これも岸田首相と言うよりは安倍元首相のチカラでしょう。しかし大阪です。その異常さは地図で示せばよく分かります。
大阪は大丈夫でしょうか?万博への機運から何か勘違いしてるような気がします。思い込みで目の前が見えていないのでは無いでしょうか?維新は莫大な広告宣伝費をかけて虜にしたと想像してしまいます。都市部は兎も角として、郊外の暮らしは良くなっているのでしょうか?コロナ禍で見えなくなっていないでしょうか?
コロナ対策について言えば、知事の行政手腕にかかっていたのですが、吉村知事の決断力のありそうな印象とは逆で、もろもろ失敗していたことは数字が示しています。人口比で言えば大阪がワースト1です。関空からの流入を抑止しなかった事が根本原因であり、二重行政を解消するなどという誤った財政感覚が被害を大きくしました。
しがらみのない政治、よく言うよと思います。しがらみの調整を政治と言います。役人が身を切るのは勝手ですが、企業献金を受けない維新の活動費は一体どこから出ているのでしょうか?外国から貰っていませんか?維新の本質はグローバル隠れ左翼です。中共の資金が流れていませんか?この大阪に集中するオレンジ色はサイレントインベージョンを可視化した感じがしてゾッとするのです。
自民党自体が左傾化しているし、マスコミが左ですからもうよく分からなくなっているのでしょう。その中で、長尾たかし氏ばかりでなく、佐藤ゆかり氏などの有力議員を失ったことは痛恨です。。。