出馬太郎
予報通り久々に良い天気の1日でした。しかし夜になっても気温が下がらず、すっかり冷気に慣れていたカラダには倦怠感があります。
さて、先日から自民党総裁選についての所感を綴っていますが、今日は、河野太郎氏が出馬を正式に表明する会見を行いましたので書いておこうと思います。公示日までまだ1週間ありますが、岸田氏、高市氏、河野氏と役者は揃った感じです。
麻生氏からは頑張れと了解を得ている様ですが、派閥全体からの支持を得たのかは今ひとつ分かりません。河野氏は、日頃の言動で、脱原発、女系天皇容認と見られ、党内左派の色がついている点で、改めて自身が保守政治家であることを派閥に説明した様です。
実際、「日本の国益と尊厳を守る会」代表の青山繁晴参議院議員を挨拶に訪れて皇位継承問題について説明された内容を青山氏が発信されおり、男系男子の万世一系を前提にしていることは確認できました。これについては、例えば「旧宮家に将来誕生した男子を皇子として養子に迎える」などと定められれば、反論はされないと思います。
思うに物言いが突発的で粗雑な時もあり、思慮に欠けるのではなくて配慮が足らないと言う癖がある様です。出たとこ勝負の場面や切り取り報道には弱いのかも知れません。なお原発については、現実的に考えてゆくゆく無くなるものとして、引いた感じですから、経済界の支援は繋ぎ止めたかも知れません。
そして今日の会見は、ポイントを押さえた短めの説明でした。急進的な改革派にしては地味な内容です。勝利を確信しているからこそ、その後の言質を取られない様に配慮しているとも聞こえて来ました。
何れにせよ、三氏とも皇室継承問題については歴史を重んじる様ですから、保守政党らしい総裁選挙に落ち着きそうです。そして守る会からの質問書が三者に渡りましたので、公示後に明かされるのが楽しみです。