誰のための立ち退き

 途中から雨が降り出し、通り雨かと思いきやグズついた天気になりました。店頭の展開はミニマムになりますから、来店もポツポツでした。

 そんな中で持ち込みの知らせが入り、詩集、洋書、全集など、先日予定キャンセルの方ですが来店されました。予定変更のご連絡後、音沙汰がありませんでしたのでもう、他で売ったんだろうと思っていました。

 さて、都の緊急事態措置について小池知事より臨時会見がありました。売り上げ規模による補償への見直し、出勤を3割に留めてもらうことによるテレワークやECサイトへの移行に対する助成などが新たな取り組みでしょうか。

 焼畑がますます鋭意推進中と感じます。学習のオンライン化なども含めて、なお一層のデジタル社会を進めていく話になっています。

 冷静に聴いていると、一時的なパンデミック対策ではなくて、将来にわたる社会変容への改革を求められていることに気付きます。

 異論や都合があっても、ここはひとまず使える助成金は利用しながら流れに乗らざるを得ないでしょう。すでにネット販売が主流になっている古本屋には、そう変化はないと思いますが・・・。

 なお、俯瞰してみると、都心の一等地や繁華街を明け渡すことになるのでしょうが、誰に明け渡す結果になるのかが一番懸念するところです。。。

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