コンプレックス
GW2日目終了。明日からもう5月です。国会では例の一人10万円支給を含む補正予算が成立しました。そして、安倍首相より、緊急事態の期間延長があり得るとの声明がありました。
国民が一丸となって頑張りましょう!との呼び掛けを含んだ発言内容ですが、これには正直白けてしまいます。コロナ禍に乗じて利権争奪を演じる輩の多いこと。
マスクひとつとっても、シャープの生産が始まるや街角では50枚入りで1,600円で売られ始めました。まあアベノマスクの効果もあったでしょう。大量に買い占めていた輩が少なくなかった訳です。またアベノマスクに至ってはこれまた不明な輩にドンと予算が投じられた感が否めません。
国民には危機を乗り越える様な一体感はまるでありません。多くは、そこにあるのは「専門家の言うことなら仕方ない」とただ従うしかないというだけの事です。目標が明確にされていないこの自粛ムードに不安を抱えつつも流されているだけなのです。
そしてコロナ禍に乗じているのは、不逞の輩ばかりではありません。大企業、政府、政治家、資産家、、、あるいは渦中の医療関係者にも居そうです。
まさに混乱というコンプレックス。ながい間、国家の矜恃を失っている日本人の姿でしょう。ウイルスを撲滅するのか、共存するのか?そんな端緒の目標すら明示出来ていません。
実は今の政策は、クラスター発見による撲滅を目指しているはずだったのに、極論すれば「全員感染すれば終わる」という風な、皆がいっぺんに感染ったら医療がパンクしますから、ゆっくりと行きましょうという話になってしまっています。そこに混乱が生じています。そしてそのゆっくりと行く間に生じる利権争いに夢中になっている奴がいるという事です。
京大の藤井先生の話など、なかなか受け入れられそうもありません。