帰ってきた沢木耕太郎

 昨日は、祭日の振替休日ということもあり、ご案内の通り急遽、臨時営業でお店を開けました。すると3時過ぎから夕方にかけてチラホラとご来店もあり、誠にありがとうございました。

 さて日曜祭日ですが、ご自宅の本を片付けて売りに見えるのも日曜祭日が多いです。昨日も開店まもなくから、持ってきて良いですか?とお尋ねになる方が立て続きました。

 本来は商材を提供してくださるのですから大歓迎なのですが、コロナショックなどで商店街も閑散気味、買い越しの一日に終わるのではないかと正直ビビリました。

 自分勝手な申しようで恐縮ですが、一般のご家庭の一般の読み物はまず商売になりません。お一人目の方から「文庫20冊ほど持ち込みたい」とのお声掛けに、お断りする前提で事情を伺えば、ちょっと中途半端に古い小説らしく、とりあえず見るだけはしますと返事をしました。

 暫くするとゴロゴロとキャリーカートで、新聞束の紙袋2つ。その中には30年以上前の歴史小説のハードカバーの単行本が40冊あまり、ヤケや不揃いもあります。思わず「文庫じゃなかったんですか〜?」の問いに「・・・。」、これには参りました。もっとよく聴いておけば良かったと後悔しきりです。店までお持ち頂いた労力に何もお応え出来ません。

 お二人目は店を覗くや、ウチで買われた本が溜まったから持ってくるとの事。沢木沢木と毎日の様に覗く方でした。。。

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