石油高騰の煽り

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 立春を迎えました。と言っても豆撒きも恵方巻も何もしていませんが・・・。そして今月は、国際情勢に不安があるほか、地震も要注意だそうです。古書業界では、2月は神田本部で中央市大市という業者が入札する市場ではその物量で世界最大のイベントが開催されます。大量の書籍を所狭しと積み上げますので、くれぐれも無事に済むことを願っています。

 ところで先ほど梱包材で日頃お世話になっているイガラシ商会にOPP袋を買いに行ってきました。クリスタルパックとかキラパックとか言われているアレです。ネット注文の発送に使うほか本のカバーに掛けたりする必需品です。それが来月から値上げしますと言われてしまいました。原油価格の高騰が原因です。

 そう言えば先日借りたレンタカーですが、東京古書会館まで片道10キロを往復して満タン返しでガソリン代が500円でした。リッター170円でしたので3リットルも使っていないと思いましたが、パネルの計器が示す満タンを振り切れた所から少し動いていましたので商用車の燃費の悪さでしょう。しかしチョット乗っただけで500円は高いと感じました。学生の頃は学校にマイカーで通っていましたので、当時ならハイオクの価格よりも高いです。

 では石油が無いのかと言えば、数千年分はタップリ埋蔵していることが分かっていますので、これは脱炭素の流れで米国がシェールオイルやシェールガスを採掘しなくなったのが原因です。ウソ八百の環境問題に付き合わされている訳です。モノ余りで景気が悪いうえに経費がかさんで物価が上昇してしまうと、スタグフレーションに至るのではないかと懸念しています。