大阪14区は東京12区に影響します

 昨日は冷たい雨が断続的に降る一日でした。商店街に人影は少なく開店休業状態で在庫整理を進めていると、公明党の練り歩きの声が近づいて来ました。町会の古田区議が中に声をかけて来ましたので、顔を出すと岡本候補のいつもの明るい顔がありました。毎朝駅頭に立ち、各地で演説を繰り返し、また練り歩きですから健康でないと務まりません。自分とは同世代ですが、身体年齢は30代に感じる若々しさです。

 そこで言うまいと思っていた大阪14区の件をつい持ち出してしまいました。候補者が言われても困る話ですし、本来は党の選対にクレームを入れる内容でしょう。大阪14区自民党候補の長尾たかし氏は、ここ東京12区を地盤とする比例東京ブロック自民党候補の高木けい氏とは『護る会』の同志です。その長尾氏に対して公明党は意趣返しでしょうか?推薦を出しません。大阪で戦う他の自民党候補には全て推薦を出したのに。

 日頃から中国問題で責められたのが余程気に入らないのでしょうか?全く大人げないことです。習近平氏のやり過ぎについては、自民党の右派が問題提起をしているばかりではなくて、野党も、さらには世界的に問題にしていることです。今回の推薦問題は、公明党は親中どころか中国の顔色で立場を変える政党であることを白昼に晒す結果となっています。

 台中ないし米中の軍事衝突も懸念されている今日です。中国の国防動員法が発動した際など、公明党は如何なる振る舞いをするのでしょうか?今、日本国内に来ている留学生などは郷里の家族を人質にされているも同然でしょう。その行動は北斗衛星システムとスマホで監視されていて、万一の際はテロ活動も辞さないでしょう。そのとき学会員さんたちはあちらの味方をするのでしょうか?

 まさかの有事の、それもだいぶ極端な事例を引き合いにしましたが、保守系の懸念する深層心理はこんな感じでしょう。ですから、大阪12区で起きたことを知れば、ここ東京12区の保守系浮動票は維新に流れることになりそうです。

 引き止めて話すほど時間を取るのは悪いので、岡本候補にはサラッとしか話しませんでしたが、これまで呼んだ弁士が、河野太郎氏に小泉進次郎氏ですから、自民党の保守本流ではありませんので、コアな自民党支持者は鼻白んでいるのではないでしょうか。それでも元大臣の太田前代議士の地盤ですから組織票で余裕なのでしょうか。

 まあそれでも救いなのは、これまでの維新の路線は先鋭的な新自由主義にちかく、つまり左翼が今、そこを攻撃しているワードそのものということでしょう。