まず電話してみて下さい

 日曜日、比較的暖かい陽気に恵まれました。午前中は台車を転がして、例のマンションに向かいます。1時間ほどで残していた文庫を箱詰めし単行本を縛ったら、もう引取は全て完了となりました。先方のご都合もあり引越先に持っていくものを抜いての作業でした。ですから大枠でのジャンルは承知していても、個別具体的なことは結果でみないと分からないため、ボリュームで試算したもので合意を得て着手しました。

 当然ながら、抜いたのであまり目はよくありませんから、試算に大きな誤差はないものの、引き取った量をお金に替えていくのは容易ではありません。暫くは正念場となりそうです。

 さて、このところ在庫を減らして来ましたが、また満載に通路を埋めました。早急に片付けて、「日本の古本屋」の方に注力しないといけません。しかし今日は陽気に誘われて、睡魔で仕事が捗りませんでした。もう今日は定時に締めようかと思っていたところに・・・。

 スマホを持ち出しながら近づいてくる方が、「この本ありますか?」とお尋ねになったのは、「日本の古本屋」の商品画面です。店舗営業も不規則なため、電話一本くだされば有り難いのですが、わざわざ沿線から交通費をかけて来店されたのでした。安い買い物ではありませんので、実物をみて決めたかった様です。

 自身も某社で図書担当をしていた頃、現品確認のため、都心から練馬や経堂やあるいは八王子まで行った記憶がありますが、仕事上のことでしたから足を運んだわけで、どこにでも飛んでゆく古書マニアにはいつも驚かされます。

 ところで、店によってはネット出品物を別の倉庫やどうかすると遠く郊外に置いている場合も少なくありません。先ずは、メールや電話でお問い合わせ頂いた方が無難かと思います。

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