アラシのまえに

 今日も残暑厳しい1日でした。夏の終わりの定番はツクツクボウシのはずですが、鳴き声を聞きません。夕焼けのヒグラシとともに晩夏の情感を彩るはずのものがともに消えてしまいました。今日一日、セミの声はありませんでした。あれだけうるさかったアブラゼミすら居ません。。。

 さて8月も終わりです。安倍総理の退任会見もあり、9月は歴史的な変曲点になるのだろうと感じます。それだけ米中対立が迫真を帯びて来たということでしょう。そもそも異空間での鍔迫り合いは今に始まったことではありませんでした。サイバー攻撃のことです。その道の方々からはもう何年も前から、戦争状態と聞いています。

 チャイナの工作が・・・云々なんて言ったところで、周りの人々にはよく笑われたものです。でももう事態は笑えないところに差し掛かっています。ところが全く危機感がないのが我が国民です。それもそうです。テレビや新聞などのマスコミ、大学などの教育機関は既に工作され情報戦ではほぼ負けていることすら不感症状態です。

 戦後は米国のWar Guilt Information Programに洗脳させられ、その素地が作られました。たまたま若い頃にこの汚染を除くことを学んだがために、この四半世紀は正直しんどい人生です。裏が垣間見えるだけに。。。そして今日は、チャイナを中心とした隣国の工作にかかっていることも見える訳です。(米・チャイナばかりかその最奥にはソビエトの工作があったことは、ヴェノナ文書などの研究で裏付けが始まっています。将来、矛先がロシアに及ぶ可能性は否めません。)

 ではチャイナはそんなに悪いのか?困った国ですが、同情を禁じ得ません。中共が15億人の暮らしを立てるのに、一方で世界の工場としての地位を築き、他方で隣国を侵略して版図を広げて来ました。先進国の技術に同期していかないと永遠の発展途上国に成り下がることは他のアジア、アフリカ、あるいはラテンアメリカを見れば明らかです。建国からわずか70年余り、識字率などの元々高いわが国の大衆とは違う国柄で成すには、そうとうに無理をして来たと感じます。

 そのような事情を利用して我が国も企業経営に組み込んできたのは事実ですし、近年はインバウンドへの期待もあった訳です。ところがチャイナはやり過ぎました。豊かになれば自由経済のルールに則した民主的な国になるだろうとの、欧米の期待を裏切ってしまったのです。華為、宇宙開発、ウイグル問題、香港など、そしてコロナではアメリカ建国以来の戦死者を超える人々が亡くなりました。

 アメリカは本気で怒っていると思います。でもチャイナのフィルターがかかった日本の報道は伝えません。低年齢からの英語教育には反対するも、世界の英語の情報に直接触れない日本の現状はまずいです。とうとうアメリカは日本のどっちつかずの状況に「二階・今井の親中派」を名指しで釘を差しにきました。安倍総理の体調が悪くなっても仕方ないです。この際、自身が身を引くことで事態の打開を図ったとしか思えません。

 そこで、次期総理ですが、二階氏に接近している石破さんはあり得ないでしょう。そうならない為にも、1年の残り任期だけ緊急に決めるていで、両院総会で決めるのでしょう。もしも石破さんがなる様であれば、アメリカは日本も制裁対象に入れてくる事案も出てくるでしょう。いくら地方に明るくても、今は米中対立が喫緊の課題です。ミリタリーおたくの石破さんですが、それだけではダメでしょう。そもそも石破さん、英語出来ましたか?大統領と直接話ができない総理は望まれないと思います。

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