塩分補給

 熱中症対策にエアコンに頼る生活が続くとちょっとぐったりしてきます。やっぱり夏は健全な汗をかくことがカラダのメカニズムとして必要なのでしょう。熱い風呂に浸かることは、免疫の強化も含めて良い習慣ですね。

 当然、汗をかけば水分補給はもちろん、ミネラルの補給も大切です。塩分が必要です。ところがこの塩分を恐れる傾向が、社会では常態化していることがたいへん問題です。

 スーパーでは食塩不使用をうたう商品が売り場の中心を占めているし、外食などは、どこも薄味気味にしないと売れないのでしょう。最近「唐揚げの天才!」ができて、たまに昼食の弁当にしていますが、ジュウーシーで美味しい唐揚げですが、やっぱり塩気がもうチョット欲しいなと思います。

 先日、100円ローソンでヒマラヤ岩塩の小瓶を見つけましたので、からたま弁当にかけてちょうど良いです。

 塩については色々と蘊蓄があります。

 まず先に出る話は、血圧との関係です。高血圧の原因だから、食事の塩分を減らさなければいけないと言われたこともありますが、現在の医学では、塩分摂取量と血圧が相関する人は、人口の25%ほどしかいないと分かっています。関係のない人が塩分を控えると逆に体調は悪くなります。

 例えば冷え性など、食事の塩分が足りていない可能性があります。そもそも塩分は取り過ぎたら水を飲めば済む話です。減塩生活が万病の元になっていると思われますが、食品業界がこぞって減塩食で売ってきたため、今更違いましたとは言わない様です。今や、医者が減塩を勧めることは普通はありません。

 塩については、化学塩の塩化ナトリウムNaClではなくて、やはり自然塩、天日干しの天日塩が理想です。あるいは岩塩です。いわゆるミネラルが必要です。

 しかし日本では天日塩はほぼ作られていません。沖縄など一部の地域で昔の製法で作られていますが、値段は5〜10倍もします。戦前まで普通に摂られていた塩はもう存在しません。「赤穂の天塩」は有名ですが、成分表記をよく見て下さい、オーストラリア産の天日塩がブレンドされています。

 戦後のWar Guilt Information Program については米国公文書で明らかになっていますが、食糧政策によって伝統食を破壊することで体格や性格といった日本人の性質を変える取り組みが行われてきたのも事実です。塩抜きの食事を続けると気力が無くなるのは有名な話ですが、深慮遠謀なことに、天日塩の製造も禁じられた経緯があると聞いています。。。

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