金は天下の回りもの

 店の方はお休みを頂いて、古典会に顔を出すのと明日の資料会の出品の準備を手伝って来ました。

 ご同業と接していると、世の中、あまり良い話が少ない中で商況もはかばかしくないと感じます。ただし古本屋とひと口で言っても、それぞれが様々な形態で営業していますので、良きも悪しきも人それぞれとなります。

 今回、病禍の影響を受けている業種として、BEACH産業と言われてる旅行観光業やイベント業を中心に落ち込みが激しいのですが、その周辺の外食産業、アパレルなど「お出かけ」に関連したビジネスは総じて困難に直面しています。その他、街のクリニックなども収入減と聞きます。

 今春の2020年4〜6月の四半期のGDP成長率がマイナス7.8%と発表され、年率換算ではマイナス27.8%という未曽有の落ち込みを見せています。経済活動を止めた結果、失われた売上は永遠に帰って来ません。その歪みを抱えながら、経済対策を尽くしたとしても、全体として回復を見るのは少なくとも3年はかかると聞きます。

 しかし実際には、ニューノーマルと謳われているように、消えていく産業と新たに生まれる事業など根底から変化していく流れにあって、先は全く見えません。米中の経済戦争によってサプライチェーンも変革するでしょう。

 今後の失業者の急増が心配です。

 一方で、大手スーパー、ドラッグストアやPCR関連、医薬品など、またWebカメラ、液晶、Wifi機器といったPC関連などなど盛況な産業も出ています。お金の流れが大きく変化し歪んでいます。

 潤沢な資金のある側にとっては、ビジネスチャンスが訪れているのかもしれません。

 お金の流れが巡り巡って、書籍に回ってくることはほとんど期待出来ませんが・・・。

雑談

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