どうなる台湾
きょうも体温を超える猛暑になっています。スマホにくる防災速報では既に昨日の夕方に熱中症警戒アラートがあり、けさは危険を、また11時には極めて危険という知らせがあり、外出や運動は控えるようにと発表がありました。
そして外に目を向ければ、アラートが鳴っているのは台湾です。昨夜訪台したペロシ米下院議員は、午前中に蔡英文総統との会談を終えて、午後からはウイグル民主活動家ら人権問題の関係者と面会する予定です。もう何から何までこれでもかと中共を刺激しています。
台湾周辺には、米中とも戦力を投入していて、実弾による威嚇射撃も予定される一発触発の状況です。これには一つ間違えば戦端を開くことになるとも言われていて、自衛隊と日本が巻き込まれる懸念を言う人もいます。その一方で深田萌絵さんなど、プロレス状態の茶番を演じているだけという意見も出ています。
これには、TSMCをめぐる半導体利権の米中争奪戦という意味合いがあり、つまり5Gによる世界監視がGAFAを中心としたグローバル勢力の目指す世界観であることから、IOTを導入するにあたっては様々なものに使うチップがTSMCの手中にあるからに他なりません。5Gが世界中に行きわたれば、全人口70億人の動向を掌握するのに7分あれば十分だそうです。
アップルやGoogleなど、スマホ工場などはもとより、5Gを導入したスマートシティの実験都市などで、これまでGAFAと中共とは蜜月の関係にありました。ところが永世国家主席を目指す習氏は自国優先に傾いていて、ここに来てGAFAに半導体チップを譲らない動きもあると言われています。まるでNWOを我が物にするようなことであり、ソロス氏が習氏を嫌った最近の言動はそれを裏付けるかの如くです。
深田氏のいう茶番とはおそらく、TSMCの工場を止めるようなことまではしない、つまり台湾本土での戦争は無いという読みでしょう。中共が台湾への影響力を強めたいのであれば、むしろ青山繁晴氏が以前言及した東沙諸島からの占拠のほうが可能性が高いかも知れません。つまり今回のペロシ氏の訪台で散々コケにされても乗ってこないかもということです。
しかしよく分かりません。中国国内の経済情勢は決して良くないのは、先日ある地方銀行で預金封鎖もあったことから伺えます。国内の権力闘争次第では、習氏も対外的に強硬姿勢を見せておく必要がありそうですし、北戴河会議の時節ですから尚更強硬になるやも知れません。
ウクライナでの武器一掃キャンペーンが終わりつつあるなかで、次は台湾をめぐる極東有事、あるいはウクライナから横流しされた武器もあって中東有事かと言われます。安倍さんが生きていたのならどうされたでしょうか?各所で緊張が高まってきましたが、日本の準備、憲法改正などはもう間に合わない感じがします。