バヌアツの法則
バヌアツの法則とは、南太平洋のバヌアツ諸島で大きな地震があるとその2週間以内に日本でも大きな地震が来るという統計上の因果関係です。昨夜6日の2時46分、岩手県沖M5.9の地震も2日のバヌアツM7.2の地震発生で予期されていた結果の様です。引き続き10日ほどは警戒しましょう。
疫病の次はまた地震でしょうか?次々に災難が降りかかって来る状況ですが、もともと火山列島の上に住んでいるわけですから、有事には一丸となって向かわねばなりません。有史以来、日本は自然災害に見舞われ易い国土ですから、有事の際には身分の隔たりなく事に当たってきたのが、日本人の一体感を育んできたという面もあります。
ところが相手が、SDGsですとか脱炭素という話になると、まんまと騙されていないでしょうか?今回のノーベル賞を見ていても、あまりにも仕掛けが巧妙です。真鍋淑郎氏の業績を否定するつもりはありません。二酸化炭素と北極の解氷現象を数理モデルで明らかにしたのはその通りでしょう。問題はそこではなくて、日本のCO2排出制限は真に有効なのかはブラックボックスの中です。
ここで根本的な国際社会の構造を押さえておくべきでしょう。大航海時代以降、西欧は植民地を得ることで勃興しました。その以前の世界の中心はイスタンブールなどで、西欧は辺境の田舎です。西欧の植民地利権は世界中に及び、最後に日本と衝突する事になりまして、第二次世界大戦を踏まえて、アジア・アフリカ諸国の独立、つまり西欧は植民地利権を失って現在の凋落に至るのでした。
しかしながら、いまだに西欧が生き延びているのは、巧妙にも環境問題を持ち出して、発展途上国の近代化を妨げて来たからに他なりません。西洋人が環境問題で日本に物申すのは千年早いと言わざるを得ません。はるか彼方の縄文時代の循環社会から始まって、ついこの前の江戸時代のエコ社会を再発見するにつけ、そう思うの訳です。日本人は明治以降の西洋かぶれを取り除きさえすれば、必ずや光を見出せるでしょう。