梅雨の来る前に

 今日は一日、雨になりました。それほど強く降ることはありませんでしたので、店頭は最小限に展開して営業することにしました。通路を邪魔する絵本と文庫の山を片付けねばなりません。ところがやっつけ仕事にはしたくありません。特に絵本は、希少なものが混ざっているかも知れませんので、いちいちネットで確認しながら値段を決めていきますので、なかなか捗りません。

 中身が破れていないか、落書きや記名はないか検品しながら、値札を付けていきます。絵本は全くの門外漢ですから、一から勉強です。それから実際に帳場にいると、世代や性別で購入されていく絵本に傾向があることを感じます。子どもに買い与えるにしても、大人側の読書体験や絵に対する感性で選ばれているあたりが、重版を重ねている名作をバランスよく品揃えすることが肝要だと思います。

 先日の中央市会で、1点だけ新作絵本の束が出ていました。真新しい本は足も早くて相場も高いわけですが、こと絵本に関しては高い割には売れ行きはそうでもないと感じていますので、おいそれと強い札を入れるわけにはいきませんでした。そして案の定、買い逃しましたが、べつに痛くは感じていません。

 絵本の場合は、汚されたり破かれたりと遊ばれて、状態の良いものを入手するのが手間ですが、なるべく名作を集められたらいいなと思います。その一方で、児童書に関しては、少し躊躇しています。教科書や図鑑は電子書籍にとってかわるのが目に見えています。漫画はすでに新刊では、電子書籍の売上の方が超えています。

 さて、そうは言っても中心はネット販売になります。雨の今日は、来客1名でした。雨の日のことも思うと、梅雨前線もやって来ますから、ネットへの出品にどんどん移行しないといけません。

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