Anti-globalism
時折小雨のパラつくはっきりしない天気でした。店の方は火曜定休ですが、膝をかばうせいか腰にもきてしまいましたので、今日は静養の一日にしました。午前中、整形外科で膝を見てもらいましたが、相変わらず水がたまる小康状態が続いています。先生の所見では、膝裏の靭帯が緩んでしまっている為、膝の上部に負担となり炎症が改善しないということです。医療用の膝サポーターで強力に締め付けることになり、発注をかけてもらいました。明後日また通院です。
ところで、安倍前首相について、特捜が動いているとの報道がありました。公職選挙法に絡んでくると政治生命に関わりますので、静観したいと思います。辞職された総理大臣が捜査されるなど、K国ではあるまいし、異例のことだと思います。別に安倍氏の肩を持つつもりはありませんので、やましいことがあれば法に照らして裁きを受けるべきでしょう。
しかしながら、国際政治を踏まえると、安倍氏は依然としてキーマンたり得るだけの顔を持つ人物です。トランプ氏が再選の危機にありますが、2人に共通するのは、ナショナリズム的な思想の持ち主ということでしょう。国家観があるということです。という事は、つまり国境をまたいで存在する者にとっては何かと邪魔な2人とも言えそうです。
ナショナリズムが正しいのか、グローバリズムが理想社会なのか、本当のところはわかりません。
ただし、一個人の行動範囲を大きく超える様な生活様式は、健康問題に拘る事は言えそうです。
東洋医学では、身土不二という考えがあります。自身のカラダは生まれ育った環境の物質で構成されているがゆえ、生活圏内で収穫される食物を常食とするのが、健康に一番だという事です。風土病というものも存在します。地球全ての地域が均一な環境ではありません。気象や地勢、土地の含有物まで様々です。そういう当たり前のことを度外視すると、個人個人の健康に跳ね返ってしまいます。
現在のコロナ禍もそうです。日本をはじめアジア圏は欧米に比べて被害が少ないのは、生活様式も含めて何かある訳です。
今、交通と通信の発達で、世界は近くなったのですが、ニンゲンの心身はどこまで適応しているのでしょうか?いろいろと世界中を旅して、多くの事物を体験できる社会が、人間の好奇心を伸ばしていくのは事実でしょう。その一方で、一生を村から一歩も出ない人生もありでしょう。
つまり心身の健康を思うと、伝統文化に準拠した生活が安全と思うのは自然であり、グローバリズムに何でも迎合できない理由です。国際社会もコロナ禍を機会に棲み分けを考えて欲しいものです。